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フランスの研究グループ、超高輝度のシングルフォトン光源を開発

March, 11, 2016, Paris--CNRS,( Laboratoire de photonique et nanostructures) パリディドロ大学(Université Paris Diderot), とパリ第11大学(Université Paris-Sud)の研究チームは、新しい超高輝度シングルフォトン光源を開発した。これは通常使用される光源よりも15倍高輝度であり、99.5%相互に区別できないフォトンを放出する。
オーストラリア、ブリスベンの研究者と協働で得られたこの成果により、前例のない複雑さの量子コンピューティングが可能になる。これは光量子コンピュータ実現への第一歩である。成果は、Nature Photonicsに発表された。
 画像は、シングルフォトンの3つの光源を示している。キャビティ中央の赤いドットで表された、半導体量子ドット(ナノメートルサイズ)がキャビティ中央に挿入される。キャビティは、1.3µm幅のガイドにより円形フレームに接続された3µmのピラーで構成されている。キャビティに電圧を印加することで、放出フォトンの波長は調整でき、電荷ノイズは完全に除去される。