October, 19, 2015, Vienna--TU Wien(ウィーン工科大学)とTriLite Technologiesは、2015年10月21日“Back to the Future Day” で3Dメガネ不要の3Dディスプレイのプロトタイプを紹介する。
TU WienとTriLite Technologiesは、“Back to the Future Day” に先だって、ディスプレイ素子を発表した。これには、様々な方向に多様な画像を投影するための特別なマイクロオプティクスと可動マイクロミラーが使用されている。この技術は、3Dメガネなしで3Dディスプレイを実現するために使用できる。
TU WienとTriLite Technologiesが最初のプロトタイプを開発したのは数ヶ月前。個々の3Dピクセル(Trixel)は、レーザと可動ミラーで構成されている。このミラーによってレーザビームは、左から右へ視界(FOV)を横断し、その動きの中で画像情報が変わる。この基本的な考えにより、異なる画像が視聴者の左の眼と右の眼に送られ、3Dメガネなしで3D効果を実現することができる。
この最初のバージョンよりも遙かに進んだ第2プロトタイプが発表された。今度はフルカラーディスプレイであり、前のバージョンよりも大きく前進している。個々のTrixelに3つの異なるレーザ(赤、緑と青)が実装されている。モジュールは、12×9 Trixelsで構成されており、任意の数のモジュールをアセンブリして大規模な屋外ディスプレイを実現することができる。「モジュールと映像表示を制御するソフトウエアはすでに開発されている。どんな市販の3Dムービーを使ってもわれわれのディスプレイで見せることができる」とTriLite TechnologiesのJörg Reitterer氏は説明している。