October, 8, 2015, Plymouth--Plesseyは、同社のGaN-on-Si MaGIC LEDsをベースにチップスケールオプティクス(CSO)特許技術を開発した。
チップスケールオプティクスにより、発光角度設計をLEDから直接10°まで下げることが可能になる。主要オプティクスをオンチップ化することで、パッケージLEDsやチップオンボードモジュールに一般に見られる主要オプティクスのコストを削除する。さらに、コストが大幅下がり、加えて照明器具内の二次モジュールの設計自由度が大幅に増す。最初のアプリケーションには、小売店用スポット照明、病院の照明、ハイベイとローベイ、街灯、スタジアム照明が含まれる。推定では、Plesseyのチップスケールオプティクスは、これらの照明アプリケーションのコストを半減させる。
PlesseyのCTO、Dr. Keith StricklandはCSO技術について、「元の成長シリコンは、通常はLED製造中に犠牲になるが、それを成形して垂直LEDの発光面で機械的にロバストなMEMSタイプの特性を形成するために利用できることに気づいた。コリメーション度は、このオンチップの機械的サイズによって部分的に制御され、発光角度を10°までに下げられることを実証した。IC業界はシリコンを60年以上使ってきており、多くの形状やパタンは簡単に造れる。われわれは、様々な他のアプリケーションでシリコンMEMS形態を造り、チップ上に複雑な主要光学デザインを組み込むことができる」と説明している。
また、Plesseyの主席光学設計者、Dr. Samir Mezouariは、「ハイエンド照明デザイナは、ルーメン/WをLEDsの主要性能指数(FoM)と考えない。照明デザイナの目的は、特定の表面を照明することである。チップスケールオプティクスは、狭角の対称的コリメートビームを形成することで、あるいは細長い遠視野光プロファイルを形成する非対称ビームを造ることで照明器具のデザインを大幅に簡素化することができる。LEDレベルで単色光をコリメートする方式は以前に開発されたが、LEDレベルで白色光をコリメートしたものは誰もいない」と付け加えている。