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QDレーザ、視覚支援用の網膜走査型レーザアイウェアRETISSAを開発

October, 7, 2015, 東京--QDレーザと東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構は共同で、視覚支援(ロービジョンサポート)用の網膜走査型レーザアイウェア商品プロトタイプを開発した。今後、大学眼科学教室、眼科病院、教育機関、弱課眼鏡底などと連携して商品開発を進め,2016年3月までに視覚支緩〈ロービジョンサポート)用機器RETISSAとして製品化する。
 レーザアイウェアは、フレームの内側の超小型半導体レーザプロジェクタから、装着者の瞳孔を通して網膜にデジタル画像を投影する新しい技術。このアイウェアは、液晶等を利用した各種のアイウェアとは異なる、次の優れた特撒がある。
・フォーカスフリー: :視力やピント位置などの水晶体のレンズ機能に故存せずに画像を見ることができる。
-ユニバーサル・デザイン:サングラスや矯正メガネのような自然な外観。
・拡張現実(AR):現実世界の実体に映像を重ねて見ることができる。

 これまでに国内外の展示会において3000人を超える人々がレーザアイウェアを体験。フォーカスフリーという特長によって、画{象を見たロービジョンの人々からも大:きな反響を得ている。

 RETISSAは、ポケットサイズのコントローラを直径4mmのラインで接続したアイウェア。アイウェアにはデジタルカメラが搭載され、コントローラはHDMI端子によって他のデジタル機器に有線・無線で接続可能。これによって,RETISSAは次のことを可能に する。

・視力やピント位置によらず画像を投影することができるため、ロービジョンの人々の視覚をサポートする。
・カメラ機能を用いて,各種掲示、新聞、雑誌などを閲覧することや、外界映像を見て行動することが容易になる。
・スマートフォン、タブレットなどのデジタル機器と接続して、映像/文字などのデジタル情報の鑑賞や取得が容易になる。

 RETISSAを使うことによって、ロービジョンの人々の生活の質(QOL)が向上することが期持される。また,人の顔を認識する、歩行を含む移動をする、スマートフォンを操作する(例えば、電話・メール,ウヱブ閲覧・ゲーム等)、レストランで食事する、テレビを観賞する、競技場で競技観戦することなどが容易になり、一人で旅行や観光などを楽しむことも可能になる。
 2016年3月の商品化以降は、さらなる超抵電力化・小型化・形態最適化により仕様範囲を広げ、医療検査機器や作業現場支接へ展開を進め、2018年には無線化によって真のスマートグラス実現を目指す。