II-VI、組込ネットワーキングアプリケーション向けOTDRを発表

September, 4, 2015, Pittsburgh--II-VI社(II-VI Incorporated)は、組込ネットワークモニタリングアプリケーション向けに独自のOTDRソリューションを発表した。
　ネットワークは、データレートが増加し、ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング(SDN)を用いる動的再構成、集中制御プレーンにより敏捷性が著しく高まる方向に進化している。これにともない、キャリアはこうした新しい機能をサポートするために、光物理レイヤをリアルタイムでモニタする要求を強めている。次世代ネットワークを導入している大手キャリアは、OTDRを組み込んだシステムを必要とするようになっている。II-VI OTDR＋プラットフォームは、特許申請中の技術と関連のアルゴリズムとを実装しており、極めて小さな光パワーを使いながらも広いダイナミックレンジと高い空間分解能を達成しており、組込アプリケーションに最適となっている。
　「当社のOTDR＋プラットフォームは、組込アプリケーション用に特別に設計されている。中央局とフィールドの両方に向けて、コンパクトな形状で計測設備レベルのパフォーマンスを達成している。価格は、普及を促進する設定になっている」と同社光通信グループ、製品マーケティングと戦略担当VP、Dr. Sanjai Parthasarathiは説明している。
　製品は現在、大手ネットワーキング装置メーカーにサンプル出荷中。信頼性評価は、Telcordia基準に基づいて終えつつあり、市販は2015年第4四半期の予定。