April, 8, 2015, Manila/Tokyo--東南アジア-米国(SEA-US)海底ケーブルシステムを建設、運用するために形成された通信会社のグローバルコンソーシアムは、インドネシアと米国とを初めて直接接続する画期的なプロジェクトをスタートさせることを正式に発表した。この2億5000万ドルプロジェクトのシステムサプライヤはNECとNEC America、完成は2016年第4四半期の予定。
SEA-USシステムは5地域/領域、インドネシアのマナード、フィリピン南部のダバオ、ガムのPiti、ハワイのホノルル(オアフ島)、米大陸カリフォルニア州ロサンジェルスをリンクしている。システムは全長約15000kmとなる予定で、独自のルートを形成し東アジアの地震が起きやすいエリアを回避するように設計されている。確実に安定した接続により太平洋横断ネットワークの接続性に戦略的な多様性を提供する。
同ケーブルシステムは当初20Tb/s容量とし、最先端の100Gb/s技術を採用する。この容量はパフォーマンスとしては比類がなく、東南アジア、特にASEANの2カ国と北米間で激増する帯域需要対応に役立つ。この地域の既存および計画されている海底ケーブルを使用した接続性拡大により、シンガポール、マレーシア、プルネイ、パプアニューギニア、オーストラリアなどの他の国々もSEA-USの恩恵を受けることができる。