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SuperLight PhotonicsのフルスペクトルSWIRレーザ光源「SLP-2000」

November, 10, 2025, Enschede--SuperLight Photonicsは、同社の広帯域光源ポートフォリオを拡大するコンパクトなフルスペクトルSWIRスーパコンティニュームレーザSLP-2000を発表した。

SLP-2000は、据え置き型と移動式の両方の統合のために設計されており、コンパクトでメンテナンスフリーのプラットフォームで超低ノイズ出力を備えたSWIRスーパーコンティニュームレーザ。そのスペクトルはInGaAs検出器の高効率範囲に一致しており、近傍IRシステムが最も効率的な場所で均一なスペクトル出力密度を確保するため、複雑なマルチレーザアーキテクチャを使用せずに、非破壊、高解像度、リアルタイムOCTおよび断面イメージングに最適である。SLP-2000は、PAD-パターン化交互分散技術を利用して、OEMおよび機器レベルの統合に対応したスモールフォームファクタソースでコヒレントで広帯域幅の出力を提供する。

SLP-2000は、最も需要の高い2つのOCT波長(1060nmと1300nm)をカバーし、皮膚科や内部イメージングで1300nmでより深い組織浸透、コントラストの向上、吸水率の低減を可能にし、1060nmは網膜、前眼部、神経画像アプリケーション向けに解像度と奥行きのバランスが広い。

産業および計測環境において、SLP-2000は複合材料や半導体の非破壊検査、膜厚測定、パッケージングとシール検査、透明材料の3Dイメージングに優れた性能を発揮する。

SuperLight PhotonicsのCCO、Jeroen Biesterbosは次のようにコメントしている:「当社の革新的なSLP-2000は、OCTおよび高度な分光法に比類のない汎用性と精度を提供する。この新しいデバイスの発売により、当社の製品ポートフォリオが完成し、SLP-1050とともに、900〜2500nmの全スペクトルをカバーする。当社のソリューションは、検査と材料分析、プロセスと品質管理における運用と品質基準を向上させる。当社顧客は、ファイバコンポーネントおよびフォトニックデバイスのテストに最適であることを確認している。OCTでは、より深い浸透、困難な組織におけるより高いコントラスト、リアルタイムイメージング性能への新しい経路を提供し、これまでスペクトル帯域幅やノイズの不安定性によって制限されていたアプリケーションを可能にする。」

このSuperLight Photonicsソリューションは、2025年11月4日から5日までオランダのアイントホーフェンで開催されたPIC Summit Europeでデモンストレーションされた。