Coherent、高い柔軟性をもつWELD1D+加工ヘッドで溶接ポートフォリオ拡大

October, 24, 2025, Saxonburg--Coherent Corp.は、アプリケーションプログラミングインタフェイス(API)制御を統合した次世代レーザ溶接加工ヘッドWELD1D+の発売を発表した。

WELD1D+の導入により、レーザイノベーションの最前線におけるCoherentの地位が強化され、自動車、電気自動車、家庭用電化製品、重工業製造市場全体で高生産性の溶接ソリューションに対する高まる需要に対応する。WELD1D+は、ソフトウェア制御による適応性を可能にすることで、単一の処理ヘッドで対応できるアプリケーションの範囲を大幅に拡大し、顧客の真の総所有コストを削減する。

「WELD1D+は、溶接プロセス中にビームパラメータをリアルタイムで調整できるため、製造効率を飛躍的に向上させる」と、Coherent高出力ファイバレーザビジネスユニット担当バイスプレジデントMartin Seifertはコメントしている。「最大10kWのレーザに対するこのレベルの柔軟性により、Coherentは電気自動車やバッテリー製造などの主要市場での成長を捉えることができる。」

WELD1D+は、複数の業界にわたる幅広いアプリケーションをサポートし、メーカーに柔軟性を与え、複数の専用ツールの必要性を減らす。新しいEDGEおよびAIMシリーズから高性能ARMリングモードレーザまで、Coherentのファイバレーザポートフォリオ全体とシームレスに統合され、生産要件の増大に合わせて拡張性を確保する。同社のソフトウェア主導のプロセス制御により、顧客はスループットの向上、ダウンタイムの削減、歩留まりの向上を実現し、今日の製造環境のコストと効率の課題に直接対処する。

WELD1D+は、先進製造業における長期的な成長ドライバーに沿った差別化された高価値技術を開発するCoherentの能力を強調している。これにより、メーカーは総所有コスト(TCO)を削減し、既存のレーザプラットフォームとの統合を簡素化し、より高い効率を達成する強力な方法を得ることができる。柔軟性と拡張性を組み合わせることで、顧客は競争力を維持し、イノベーションを加速し、電気自動車、家庭用電化製品、工業製造などの動きの速い市場の需要を満たすことができる。