October, 22, 2025, 東京--古河電気工業株式会社は、インフラ構造物向けの表面処理ソリューション「インフラレーザ」シリーズにおいて、屋外運用にも最適な光出力2kWの定置システムを製品化し、本年10月29日より受注を開始する。
新製品は従来型の小型定置システムと比べて光出力が約2.8倍の2kWとなり、レーザの照射範囲が広がることから、鉄道車両台車の塗膜除去作業では施工速度は約3倍に向上する。また、700W定置システムでは施工自体が難しかった、タンク、船舶、橋梁分野での塗装・錆除去、電力分野では火力発電所のタービン修繕時の酸化スケール除去、工場ではアーク溶接時のスラグや溶接焼けのクリーニングにも対応する。
本体の外装・フレームなどの機構部品は腐食対策と防水仕様を施しているため、造船所など塩害が発生する地域でも長期的に屋外で利用できる。アイボルトを備えているためクレーンで運搬でき、キャスタ付きのため、人力での普通車サイズのバンへの積み込みや平地での移動も容易。
古河電工はインフラレーザ®シリーズにおいて、母材へのダメージレスを追求し、表面処理速度のさらなる高速化とシステムの小型化を追求した製品のラインアップを拡充し、今後も様々なインフラ構造物の老朽化対策に貢献すべく、作業効率化に加えて、労働衛生の改善や環境負荷の低減を推進していく。
(詳細は、https://www.furukawa.co.jp)