Optrans、新UV LEDで、硬化・法医学・蛍光システムの性能向上

October, 16, 2025, 川崎市--Optrans（オプトランス）は、365nm、395nm、405nmに対応するUV LEDおよび近紫外LEDの新シリーズを発表した。
これらの紫外線光源は、硬化、蛍光観察、法医学、非破壊検査、消毒用途などに向けたOptransラインアップを拡充する。

新デバイスは、コスト効率の高いモールド・スルーホール・パッケージで高光出力と高信頼性を実現。安定供給と優れたUV光性能を求めるOEMプラットフォームに最適である。

北米では、長年のパートナーであるMarktech Optoelectronics（マークテック）がこれらの製品を取り扱う。日本、ドイツ、その他の地域では、Optransより直接購入できる。

新しい紫外線光源LED製品ラインアップ
365nm UVA LED—高エネルギー励起と深部硬化

・Optrans USFZ366C5（Marktech MTE3660C1-UV）—ショルダーなし
・Optrans USFZ366C1（Marktech MTE3660C5-UV）—正確な位置決め用ショルダー付き
・フォームファクタ：無色透明の3mm/5mmスルーホール・パッケージ。安定性と長寿命を重視した設計。

主な用途
・UV反応性接着剤・インク・コーティングの深部硬化
・NDT-FP、鉱物同定、文書検証における蛍光励起
・法医学（微量証拠、体液・血痕残渣の検出）
・爬虫類・水生生物の研究および環境モニタリング
・UV懐中電灯、ブラックライト、ネイル用UVライト、UVランプ/UV電球

395nm UVA LED—汎用性と可視域エッジの出力

・Optrans USF395N1（Marktech MTE3950N1-UV）—丸型レンズ
・Optrans USF395N2（Marktech MTE3950N2-UV）—平面レンズ

なぜ395nmか
淡い紫色の発光により、露光エリアや硬化の進行を目視確認しやすく、製造現場・研究室・フィールドサービスで有用。

主な用途
・汎用硬化および3Dプリント用樹脂の硬化
・偽造防止・紙幣チェック、文書セキュリティ
・施設・家庭・法医学的検査（ペット汚れ、血液、汚染の可視化）
・UVA光を必要とするホビイスト/メーカー向けプロジェクト

405nm 近紫外LED—高速硬化、厚膜対応、光沢仕上げ

・Optrans VSF405N1（Marktech MTE4050N1-UV）—丸型レンズ
・Optrans VSF405N2（Marktech MTE4050N2-UV）—平面レンズ

可視スペクトルの端に位置する405nmは（近紫外LED／近紫外光源とも呼称）、樹脂・接着剤・バイオフィルムへ深く浸透し、より深いUV帯に比べ皮膚・眼への影響が相対的に小さい点が特長。

主な用途
・カチオン重合、酸素阻害に強い硬化プロセス
・コーティング、ポッティング、3D樹脂の厚膜硬化
・プリント・インク・コーティングの高光沢かつタックフリー仕上げ
・居室での連続照射を想定した衛生照明（※各地域の規制・安全ガイドライン順守が必要）