March, 24, 2015, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、85℃高温動作、低電力消費の第2世代チューナブルSFP+モジュールのサンプル提供を発表した。
オクラロの10GチューナブルDWDM製品の歴史に立脚した新しいチューナブルSFP+モジュールは、次世代のデータセンタ、メトロ、リージョナル光ネットワークで必要とされるサイズとパワーを提供する。また、今後DWDM機能が必要となる、FTTHや4G/5G LTEワイヤレスフロントホールネットワークなどの新しいアプリケーションの構成要素ともなる。
チューナブルSFP+モジュールは、次世代ネットワーク装置の重要な構成要素となる。これらのモジュールは、10G接続のサイズと消費電力削減を可能とし、データ集約的なアプリケーションによるネットワークオペレータの急速な帯域需要をサポートするからである。オクラロは、2014年秋から第1世代チューナブルSFP+モジュールを出荷しており、現在は第2世代のモジュールを主要顧客にサンプル提供している。
チューナブル10GワイドバンドSFP+モジュール
第2世代チューナブルSFP+モジュールは、SFP MSAフォームファクタに完全準拠しており、0~70℃では1.5W以下で動作する。また、最大消費電力1.8Wでは動作温度85℃までをサポートしている。チューナブルレーザによりネットワークオペレータは多様な波長を簡単に切り替えて、ネットワークのパフォーマンスを最適化できるので、メトロWDMネットワークで固定波長のDWDM-XFP/SFP+あるいはチューナブルXFPからの置き換えが急速に進んでいる。
チューナブルSFP+の主要特徴
・CDRなしで0~70℃まで1.5W以下で動作。
・最大1.8Wの消費電力で85℃までの動作をサポート。
・高出力(+1.2dBm)をサポート。
・CDRバージョンでSONET/SDHアプリケーションをサポート。
・ブロードチューナブルSFP+ポートフォリオには、ゼロチャープ、Lバンド、PIN ROSA変種も含む。
・マルチレート動作: 9.95Gbps~11.3Gbps。
・ITU-T 50GHzグリッド96chs、フルCバンドチューナブル可能。
・APDフォトディテクタは、リミッティングまたはリニア電気インタフェースをサポート。