LUCID、RDMA搭載高速10GigE産業用カメラファミリー、Triton10を発売

July, 16, 2025, Richmond--産業用カメラの大手設計・製造会社LUCID Vision Labs, Inc.は、新しいTriton10カメラファミリーの発売を発表した。Triton10 は、5.0 MP から 24.5 MP までのSonyの最新の CMOS センサを搭載し、RDMA をサポートする 10GigE インタフェイスで高速イメージングを実現する。

LUCIDのFactory Toughプラットフォームを基盤とするコンパクトなIP67規格のTriton10は、スペースに制約のある環境向けに設計されており、17ピンのM12 GPIOとともに、埃や水に対する保護を提供する。RDMAをサポートするTriton10は、CPUとOSをバイパスして、最大1.2GB/sのメインメモリへの直接のゼロコピー、高スループットのストリーミングを可能にする。これにより、遅延とCPU負荷が大幅に削減され、マルチカメラ、高帯域幅のアプリケーションに最適である。

GigE Vision 標準化委員会への積極的な貢献者として、LUCID は RDMA の今後の GigE Vision 3.0 標準への統合をサポートし、10GigE や 25GigE などの高速Ethernet技術の広範な採用を推進している。

「Triton10は、すぐに利用できる産業用コンポーネントを備えた堅牢なRDMAエコシステムを活用している」と、LUCIDの創設者兼社長Rod barmanは話している。「要求の厳しい 10GigE Ethernet ビジョン システム向けの費用対効果が高く、アクセスしやすいソリューションを提供し、自動検査、ロボット工学、高速生産ラインなど、パフォーマンスと信頼性が重要なアプリケーションに最適である。」

すべてのLUCIDカメラは、GigE Vision 2.0およびGenICam3規格に準拠しており、LUCID独自のArenaソフトウェア開発キット(SDK)によってサポートされている。Arena SDKを使用すると、最新の業界標準とソフトウェアツールに簡単にアクセスできる。Windows、Linux 64 ビット、および Linux ARM オペレーティング システムと互換性があり、C、C++、C#、および Python プログラミング言語をサポートしている。