April, 24, 2025, Lincolnshire--Zebraによると、調理道具総合商社の江部松商事は、Android端末「MC20」により出荷ミスを最大30%削減した。
企業のデータ、資産、従業員をインテリジェントに連携するデジタルソリューションのリーディングカンパニーZebra Technologies Incは、江部松商事株式会社がZebraの倉庫業務向けハンディターミナル「MC20モバイルコンピュータ」を導入したと発表した。これにより江部松商事は、業務効率を改善し、出荷ミスを最小限に抑えることが可能になった。
江部松商事は調理道具の開発・卸売販売を行う国内総合商社として、業務用から家庭用まで90,000点以上の高品質な商品を取り扱っている。
導入されたゼブラの「MC20モバイルコンピュータ」は、軽量で耐久性に優れたハンディターミナル。人間工学に基づいて設計されており、大型スクリーンとキーパッドを備え、簡単かつ快適に操作することができる。Android 11を搭載しており、最大限の稼働時間を提供し、将来のビジネスの成長を支える拡張性を備えている。また、慣れ親しんだAndroid OS端末のため導入時間を短縮できる。スキャン精度にも優れている。
MC20導入前、江部松商事では70名の現場スタッフが入庫処理、ピッキング、出荷検品、在庫管理のため、1日あたり計約1,400分(約23時間)かけて倉庫内の様々な場所を移動し、特定の場所に設置されたコンピュータにアクセスしていた。しかし各スタッフが手元のハンディターミナルでリアルタイムな情報を確認できるようになり、この作業時間を削減することができた。
江部松商事 システム部 課長代理の松井進氏は次のように話している。「Zebraのハンディターミナルを導入したことで、入庫処理、ピッキング、出荷検品、在庫管理の作業に費やす従業員の時間が1日あたり約23時間削減された。また、優れたスキャン性能により、出荷ミスを最大30%削減できた。 最終的な目標は、デジタル化によって現場スタッフがより効率的に業務を遂行し、より良い結果を出せるようにすることである」
江部松商事は、ZebraのPartnerConnectプログラムのリセラーである独立系ソフトウェアベンダー(ISV)の奏風システムズ株式会社と連携し、ソリューションの実装と展開を行った。江部松商事が直面している課題を理解し、奏風システムズとゼブラが業務効率の向上を実現するソリューションを考案した。
Zebra Technologies Japan社長 古川正知は次のようにコメントしている。「Zebraが発表した最新の『未来の倉庫業務に関するグローバル調査』によると、アジア太平洋地域(APAC)の倉庫業界の企業幹部の7割が、ワークフローの自動化をすでに実施、または2024年までに実施することを予定している。現場スタッフと自動化テクノロジーが協働することで、生産性と業務効率が高まり、利益と顧客満足度を上げることができる。適切な技術の活用は不可欠である」
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