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Coherent、業界初400G D-EMLレーザをデモ

April, 14, 2025, Saxonburg--Coherent Corp.は、OFC 2025で業界初の400Gb/s差動電気吸収変調レーザ(D-EML)を実証した。これは、データセンタ向けの高速光ネットワーキング技術の大幅な進歩を表している。

2025年のLightwave+BTR Innovation Reviewsで評価された200G D-EMLの成功をベースに、Coherentのこの革新的なD-EMLは、1.6Tおよび将来の3.2Tコネクティビティ向けの光トランシーバ設計における重要な課題に対処する。
従来のシングルエンドEMLとは異なり、その差動設計は信号振幅を効果的に2倍にし、クロストークを最小限に抑えながら全体的な消費電力を大幅に削減する。これにより、D-EMLは優れたOMAおよびER性能を提供できる。内蔵のオンチップ終端ネットワークにより、電気的性能がさらに最適化され、広範な信号の事前調整の必要性が減り、信号の完全性が向上する。D-EMLは、Coherentの実績あるEML技術をベースに、低コストの非密閉型パッケージングソリューションでの使用を想定して設計されている。

「この先駆的なディファレンシャルEML設計は、イノベーションとテクノロジーリーダーシップに対する当社のコミットメントを強調している」と、Coherentの電気通信担当エグゼクティブバイスプレジデントであるDr.Beck Masonはコメントしている。「当社の垂直統合機能を活用して、データセンタ市場の進化を引き続き支援する。また、この機会に、このレーザを駆動するためのDSPチップをデモンストレーション用に提供してくれたCienaの支援に感謝する。」

400G D-EMLはOFC 2025で展示され、リクエストに応じて制御された可用性の下で供給されるが、200G D-EMLの一般提供は2026年に予定されている。