February, 24, 2015, 東京--KVHは、Cienaと共同で実施した400Gbps光伝送の商用環境下での実証実験に日本で初めて成功した。
実証実験はKVHが東京・大阪間に展開しているバックボーン・ネットワーク上で実施された。
両社は、KVHが2013年3月に日本初の東京・大阪間100Gb/s Ethernetサービスを開始した際と同機種であるCienaの6500 Packet-Optical Platformを利用し、2015年1月から2月にわたり実証実験を行った。また、CienaのWaveLogic 3コヒーレント光プロセッサを実装した200Gbpsコヒーレント光トランスポンダ2セットを用い、KVHの東京ネットワーク・ノードから大阪ネットワーク・ノードまでの660km区間において、100Gb/sクラスの複数商用トラフィック(DP-QPSK)併走で、信号再生成することなく400Gbpsの伝送(デュアルキャリアDP-16QAM)を実現した。
KVHテクノロジー本部 執行役員、濱田義之氏は「この商用環境下での実験成功は、今後の光伝送技術発展にKVH、Cienaが貢献する貴重な機会であったと捉えている。東京・大阪間の高速ネットワーク接続実現はこれら主要都市の距離を事実上短縮し、大容量データ転送のさらなる促進へとつながると考えている。KVHはEthernetサービスの発展に向けて常にイノベーターであり、今回の実証実験成功はこれまでの実績をともなって、KVHが今日すでに400Gb/sのバックボーン・ネットワークを実運用可能であることを示したといえる」とコメントしている。