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新しいNanoOne Greenが515nmレーザ機能を導入

November, 22, 2024, Vienna--高性能2光子重合(2PP)3Dプリンティングソリューションのリーダー、UpNano GmbHは、高い評価を得ているNanoOneシリーズに新たに加わったNanoOne greenのリリースを発表した。
NanoOne greenは、透明材料の汎用性と高解像度化に対する需要増に応え、強力な515nmグリーンレーザ波長を統合し、新しい研究分野と産業用途を解き放つ。このイノベーションは、精度、パワー、適応性で世界的に認められているUpNanoのフラッグシップモデルNanoOne 1000およびNanoOne 250モデルに加わる 。

NanoOne greenは、波長515nmのレーザを搭載し、780nmで動作する従来の2PP 3Dプリンタよりも30%高い解像度を実現している。この進歩により、新しいレベルの詳細が可能になり、幅100nm未満の詳細要素を達成する。さらに、NanoOne greenは、従来の蛍光光開始剤が制限されている光学およびマイクロ流体工学で好まれる、透明で生体適合性のある非蛍光材料の使用を容易にする。また、グリーンレーザは材料の適合性を広げ、既存の光化学の使用と、これまで標準的な780nmレーザでは達成できなかった革新的な光化学の開発を可能にする。

ライン拡張
「NanoOne greenにより、超高解像度の機能を提供し、多様な産業アプリケーションへの道を開くツールでNanoOne製品ラインを拡大した」と、UpNanoのCEO、Bernhard Küenburgは話している。すべてのNanoOneプリンタは、UpNanoの特許取得済みの適応型解像度技術を備えており、レーザビームの幅を動的に10倍に拡大して、バルク材料領域でのプリンティングを高速化したり、精度が必要な場所では縮小したりする。この進歩により、NanoOneシリーズは、市場で最も高性能で適応性の高い2PP 3Dプリンタとなり、研究用と産業用の両方のアプリケーションに最適である。

NanoOne greenは、既存のNanoOneモデルと同様に、高性能な防振機能、HEPAフィルタ付きクリーンルーム内蔵、既存NanoOneアクセサリとの完全な互換性を組み込んだコンパクトなデスクトップシステムである。これらには、特殊なファイバホルダ、ウェーハチャック、加熱可能なバットなどがあり、これらはすべて、様々なアプリケーションに対してシステムの柔軟性を高める。この新しい波長を統合することで、UpNanoは2PP 3Dプリンティング市場の進化するニーズに引き続き対応し、微細加工、プロトタイピング、スケールアップのブレークスルーをサポートする最先端のソリューションを提供している。

道を切り開く
製品ポートフォリオに新たに加わったことで、2PPを専門とする高解像度3Dプリンティング技術のリーダーとしてのUpNanoの地位がさらに確固たるものとなった。NanoOneプリンタシリーズは、市場における現在の標準を打ち立て、並ぶもののない性能を提供する。比類のない速度と精度が融合し、必要に応じて異なる対物レンズを切り替えることで、ナノメートルからセンチメートルサイズの物体まで、複数のスケールで100nm未満の解像度を達成することができる。同社の技術は、バッチ生産から天然細胞環境での複雑なバイオプリンティングまで、幅広いアプリケーションをサポートしており、完全に生体適合性のある溶融シリカのオプションなど、革新的な材料のポートフォリオを拡大している。UpNanoは、独自の進歩を通じて、その提供を継続的に強化している。このイノベーションと顧客中心のソリューションへの取り組みにより、同社は目覚ましい成長を遂げ、現在では5大陸に事業を拡大している。