October, 1, 2024, Pittsburgh--光通信のグローバルリーダーCoherent Corp.(NYSE:COHR)は、European Conference on Optical Communication(ECOC)2024で、2つの高度なトランシーバモジュールのデモンストレーションを行うと発表した。
これらのモジュールは、どちらもレーンあたり200 Gbpsで動作し、複数の光技術にわたる継続的なリーダーシップとイノベーションに対する同社のコミットメントを示している。
1.6T-DR8トランシーバ
OSFP(Octal Small Form Factor Pluggable)規格の次世代1.6T-DR8トランシーバモジュールは、最先端のデータセンタ相互接続(DCI)を可能にし、それぞれ200Gbpsで動作する8つの電気レーンと8つの光レーン、1.6Tbpsの合計容量を実現する。
このモジュールには、NVIDIAが提供する高度なデジタルシグナルプロセッサ(DSP)が組み込まれており、人工知能(AI)およびネットワーキングアプリケーション向けに設計されている。8組のSMFで最大500mの距離を伝送できるこのトランシーバは、トップクラスのパフォーマンスとスケーラビリティのバランスをとるCoherentのシリコンフォトニクス技術を示している。
800G-DR4トランシーバ
2番目の注目のデモンストレーションは、同じくOSFP形式の800G-DR4トランシーバ。このモジュールは、100 Gbps で動作する 8 つの電気レーンと 200 Gbps の 4 つの光レーンを備えており、4 ペアのSMFで 500mの範囲で設計されている。Coherent独自の200G差動電界吸収変調レーザ(EML)技術を利用しており、従来のシングルエンドEMLソリューションと比較してシグナルインテグリティを向上させる。この進歩により、特に信号の忠実度を維持することが重要な次世代の高速データセンタ環境において、優れたパフォーマンスが保証される。
「これらのECOC 2024のデモンストレーションは、複数のテクノロジープラットフォームにわたるイノベーションへの当社の献身を強化するものである。1.6T-DR8にSiPhを活用し、800G-DR4に差動EMLを組み込むことで、Coherentは、データセンタやネットワーク事業者がより高速で効率的なアーキテクチャに移行するにつれて高まる要求に対応する準備ができている」と、CoherentのトランシーバービジネスユニットのゼネラルマネージャDr Lee Xuは話している。
これら2つのデモンストレーションに加えて、CoherentはECOC 2024で、ハイパースケールデータセンタと高度な通信ネットワークのニーズに対応する幅広い光通信ソリューションを展示している。