September, 26, 2024, Frankfurt--最先端のレーザー技術のパイオニアSuperLight Photonicsは、コンパクトなフォームファクタで超短パルス長をリードするSLP-0280を発売した。
SLP-0280は、中心波長1750nm(±200nm)で25フェムト秒(fs)パルスを供給する超高速レーザ。
SuperLight Photonicsの独自の特許取得済みのPAD – Patterned Alternating Dispersion TM技術が活用され、非線形パルス圧縮を非常に効率的な方法で適用する。結果として得られる25fsパルスは、このようなパルス圧縮に従来必要とされるパルスエネルギーよりも大幅に低いパルスエネルギーで得られる。フォトニック集積回路(PIC)プラットフォームをベースとしているため、フォームファクタは類似のレーザと比較して大幅に削減されている。
SLP-0280は、従来の複雑なシステムを凌駕し、超高速、低ノイズ、超安定、スモールフォームファクタのレーザソリューションとして新たなベンチマークを打ち立てる。
SLP-0280は、科学および産業アプリケーションの両方で優れた性能を発揮するように設計されている。科学分野では、ハイエンドの分光法、非破壊イメージングアプリケーション、材料特性評価、生物医学アプリケーションにおけるテラヘルツ生成に最適である。
その能力は、ポンププローブ分光法、2P(2光子励起顕微鏡)やSHG(第2高調波発生)顕微鏡などの非線形顕微鏡、および研究中の材料を中断することなく超高速のダイナミクスを観察するために低電力プローブパルスが不可欠な過渡吸収顕微鏡で特に価値がある。
さらに、SLP-0280は、ファイバネットワークの遅延や同期の測定など、タイミングやレーザの安定化に非常に適している。
すべてのSuperLight Photonics製品と同様に、SLP-0280は、迅速な起動時間、キャリブレーション要件なし、高い稼働時間、メンテナンスフリーの操作を備えたスモールフォームファクタのクラスIIIレーザ分類を特長としている。
SuperLight Photonicsの創設者/CTO、Haider Ziaは、「SLP-0280は、超高速レーザコミュニティの特定のニーズに対応し、科学と産業の両方のコンテクストで何が可能かを再定義する強力でありながらコンパクトなソリューションを提供する」とコメントしている。
SuperLight Photonicsは、ECOCでSLP-0280を発表し、2024年10月8~10日までドイツのシュトゥットガルトで開催されるVISIONと、2024年10月15~16日までオランダのアイントホーフェンで開催されるPIC Summit Europeでも展示される。