September, 26, 2024, Pittsburgh--Coherent Corp.は、強力な2×400 mW出力の非冷却デュアルチップ980 nmマイクロポンプレーザを発表した。
この新しいレーザは、コンパクトな3ピンモジュールで提供され、データセンタの相互接続における次世代のコヒレントランシーバや、メトロおよび長距離ネットワーク向けのコンパクトなシングルチャネルと双方向アンプに最適である。
次世代コヒレント伝送アプリケーションでは、スペースや電力に制約のある環境や、セントラルオフィス以外のより広い動作温度範囲で効率的に動作できるアンプが引き続き求められている。Coherentのシングルモード非冷却デュアルチップマイクロポンプレーザは、-20℃~85℃の温度範囲で、業界初の2x400mWの出力と2W未満の消費電力を提供。
非冷却モジュールは、全体的な消費電力を削減し、冷却レーザに関連する熱および電力管理システムの多くを排除することにより、エネルギー効率の高い通信ネットワークに対する低所有コストのニーズに対応するのに役立つ。
「Coherentは、2004年に最初の非冷却ポンプレーザモジュールを、2011年にデュアルチップポンププラットフォームをリリースし、それ以来、非冷却デュアルチップ技術とスモールフォームファクタ技術の両方で市場をリードしている」と、ポンプレーザ事業部副社長、Dr. Simon Lotenはコメントしている。「当社の業界初の高出力非冷却デュアルチップマイクロポンプレーザは、これらの主要な基盤技術を組み合わせ、顧客やネットワークオペレータが、高速プラガブルコヒレントトランシーバに組み込まれた光増幅などのアプリケーションにおいて、フットプリントを大幅に削減し、消費電力を削減することを可能にする」
波長安定化のための内部ファイバグレーティングと、低被覆で曲げに敏感な80µmシングルモードファイバを組み合わせたポンプデバイスは、5mmの曲げ半径をサポートでき、デバイスの超小型10mm x 4.4mmのフットプリントを補完する。
デバイスのサンプルは現在入手可能。新しい非冷却デュアルチップマイクロポンプレーザの認定と量産は、2025年第1四半期に向けて順調に進んでいる。