Phase3D、著名航空会社向けにTrue Layer Thickness発売

May, 7, 2024, Chicago--アディティブ・マニュファクチャリング(AM)のin-situモニタリングを商業化するシカゴを拠点とするPhase3Dは、True Layer Thicknessの発売を発表した。
このツールキットは、造形エリア全体に広がる金属粉の量をミクロン単位で測定し、全造形のすべての層に均一な分布を証明する。このイノベーションは、金属粉末床溶融結合(PBF)の検査における新基準を打ち立て、生産規模のAMのための新しいin-situモニタリングツールキットを提供する。

航空宇宙、医療、エネルギーなどの規制の厳しい業界では、イン･サイチュモニタリング(現場観察)を通じて重要な用途に対応するためにAMを進化させ、認定部品を生み出そうとしている。Phase3Dは、著名な航空宇宙企業と協力して、高品質の部品生産を保証するという重要なニーズに対応するTrue Layer Thicknessツールキットを開発した。

Phase3DのTrue Layer Thicknessの主な特徴
・客観的なデータ — True Layer Thicknessは、特許取得済みのフリンジin-situモニタリング技術を使用して、金属PBFプロセス中に広がる粉末の量をミクロン単位で定量化する。
・精度と一貫性 — このツールキットは、全造形のすべての層について、堆積した金属粉末の量を正確に検査する。
・産業用ソリューション — 工業生産の課題に合わせて調整されたTrue Layer Thicknessは、防衛、エネルギー、医療など、航空宇宙以外の産業用途の要件に対応する。
・シームレスな統合 — True Layer Thicknessは、Phase3Dの既存in-situモニタリングシステムFringeとシームレスに統合され、ほとんどの金属AMマシンに追加して、製品開発から生産までをサポートできる。

Phase3DのCEO兼創設者Dr.Niall O’Dowdは、今回のリリースについて「True Layer Thicknessを導入できることを嬉しく思う。この新しいツールキットは、重要な用途にこの技術を広く採用するためにAMを進化させるという当社のコミットメントを強調するものである」とコメントしている。

True Layer Thicknessツールキットは、AM業界が生まれながらの認証生産に到達するための大きな一歩である。フリンジin-situモニタリングとTrue Layer Thicknessは、すべての造形をリアルタイムで検査するための客観的な測定データを提供する。このツールキットは、すべてのPhase3Dの顧客が利用でき、イリノイ州シカゴで開催されるAMUG 2024のサロンDのブース101で見ることができる。