Coherent、AI/MLアプリケーション向け双方向ファイバ接続を可能にするサーキュレータアダプタ

April, 4, 2024, PITTSBURGH--光通信技術およびコンポーネントのリーダー、Coherent Corp.は、bi-diサーキュレータアダプタ導入を発表した。
このアダプタは、2つのトランシーバ間で1本のファイバを介した双方向伝送を可能にする。双方向伝送を可能にすることで、ファイバ数が2倍に削減され、コストとスペースを大幅に節約できる。

AI/MLアプリケーションによって推進されるデータセンタの急成長に加えて、双方向伝送プラントを介して展開されたファイバの使用を大幅に改善する必要がある別の大容量アプリケーションは、ブロードバンドアクセス市場である。

「データセンタ内のAI/MLアプリケーションやブロードバンドアクセス市場など、多様な市場におけるファイバプラントの利用率向上に対する緊急の要求は、当社のbi-diアダプタのようなシンプルで費用対効果の高いソリューションが本当に必要であることを示している。コアとなるガーネットチップを含む完全に垂直統合されたサプライチェーンと、完全に自動化された組立プロセスを組み合わせることで、顧客に大きな価値をもたらす大量生産ソリューションを提供することができる」と、テレコム担当エグゼクティブバイスプレジデント、Dr. Beck Masonはコメントしている。

Coherentのbi-diサーキュレタアダプタは、すべてのトランシーバLCコネクタポートと互換性のある完全なパッシブデバイスであり、コンパクトなフットプリントで低挿入損失と高い指向性を提供。Oバンド、Cバンド、Lバンドのバージョンがあり、カスタマイズ設計も検討可能である。

bi-diアダプタのサンプルは入手可能であり、一部の顧客に出荷されている。量産開始は2024年下半期を予定している。