April, 3, 2024, PITTSBURGH--高性能光ネットワーキングソリューションの大手プロバイダ、Coherent Corp.は、最新のG10シリーズレーザダイオード技術に基づいて構築された新しい高出力非冷却ポンプレーザモジュールを発表した。
この新しいモジュールは、高信頼性の海底アプリケーション、およびシングルチップおよびデュアルチップの地上アプリケーション向けに開発されている。
新しい非冷却ポンプレーザモジュールは、高出力、高機能の光増幅器および増幅ROADMラインカードアプリケーション向けに設計されている。コンパクトな10-pinフォームファクタで、非冷却ポンプレーザモジュールは以下の市場初を提供。
・最大1000mWの出力パワーで、海底アプリケーションに対応。
・最大2x700mW、デュアルチッププラットフォームで、対称および非対称の両方のオプション。
これらの非冷却モジュールは、持続可能性の目標を達成するために、エネルギー効率の高いネットワークへのトレンドの高まりをサポートしている。これにより、全体的な消費電力が削減され、従来の冷却レーザに関連する熱およびパワーマネージメント機器の多くが不要になるため、ネットワークの所有コストが削減される。
「Coherentは、2004年に初の非冷却ポンプレーザモジュールを、2011年に初のデュアルチップモジュールをリリースし、非冷却およびデュアルチップ技術のリーダーとなっている。当社の最新のG10ポンプチップは、当社の高出力非冷却ポンプレーザモジュールの成功をおさめた進化を支えている。Coherentは、能動部品と受動部品の幅広いポートフォリオとともに、海底および陸上のアンプ設計者向けに主要なソリューションポートフォリオを提供している」と、テレコム担当EVP、Dr. Beck Masonはコメントしている。
新しいシングルチップおよびデュアルチップ陸上モジュールの認定は、2024年半ばに完了する予定。現在サンプル出荷中で、量産開始は2024年後半を予定している。