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Coherent、データセンタ向け光回路スイッチを発表

April, 3, 2024, PITTSBURGH--Coherent Corp.は、現場で実証された超信頼性の高いデータセンタLightwave Cross-Connect(DLX)ベースの新しい光回路スイッチ(OCS)の導入を発表した。

・300×300ポートDLXTMのOCS
・超高信頼性デジタル液晶技術
・Coherentの先端オプティクスとエレクトロニクス製造における垂直統合の実現
・人工知能データセンタの導入に最適化

OCSベースのアーキテクチャを導入することで、人工知能(AI)クラスタのオペレータは、データセンタネットワークに必要な電気スイッチの数を大幅に削減でき、さらに重要なことに、そのような電気スイッチに必要なコストのかかる光-電気-光(OEO)変換を削減できる。OCS では、データ信号はスイッチを通過する間、光ドメインに残る。OEO変換をなくすことで、コストと消費電力を大幅に削減できる。さらに、従来のスイッチとは異なり、次の世代でAIクラスタに高速接続が装備されている場合、OCSをアップグレードする必要はない。データセンタの場合、これにより設備投資収益率が大幅に向上する。

会長/CEO、Vincent D. (“Chuck”) Mattera, Jr.は、「Coherentは、当社の光トランシーバを通じてAIのサポートに非常に強力な投資を行い、このOCS製品は、同じAIエコシステムにさらなる価値と差別化をもたらす」とコメントしている。

OCSベースのアーキテクチャは、費用対効果と効率性により、AIネットワークに採用されている。「AIネットワークは、従来のハイパースケールデータセンタアプリケーションと比較して、より高いレベルの信頼性を要求している。これらのAIネットワークで利用されるスイッチが、大規模AIワークロードのトレーニングや運用中に中断を引き起こさないことが重要である。OCSスイッチは、AIネットワークにおける拡張性、信頼性、コストの課題への対処に有用である」と、Dell’Oro GroupのVP、Sameh Boujelbeneは話している。

Coherentは、18年以上前に波長選択スイッチ(WSS)にデジタル液晶技術を採用したパイオニアであり、超高信頼性海底アプリケーション向けのソリューションを含め、160,000台以上のWSSシステムを出荷してきた。同社は現在、この液晶技術をこのOCSの中核をなすDLXプラットフォームに採用している。。競合する電気機械方式は、動作に必要な内部電圧が非常に高いため、信頼性が低くなるのが一般的。対照的に、Coherent DLXは液晶セル切替えには、非常に低い駆動電圧(10V未満)が必要なだけである。

Coherentは、OFC 2024でDLXをベースとした300ポート x 300ポートのOCSのデモンストレーションを行う。液晶技術ベースのこの初のライブデモでは、DLXプラットホームの拡張性と実用性を実証する。DLX OCSの数量出荷は2025年に開始される予定である。