コヒレント特設ページはこちら

Products/Applications 詳細

1310nm超狭線幅 CWチューナブルレーザ開発

December, 11, 2023, Kista--Sivers Semiconductors AB(Sivers)は、子会社のSivers PhotonicsがLioniX InternationalおよびChilas B.V.と新たなパートナーシップを締結し、光通信および光センシング分野の高成長アプリケーションを対象とした狭線幅の集積型OバンドCWチューナブル1310nmレーザを開発・供給するとを発表した。

オランダに拠点を置くLioniX Internationalは、SiNフォトニック集積回路(PIC)とMEMSに特化したカスタムマイクロシステムソリューションの大手グローバルプロバイダ、チップ製造、電気光学システムアーキテクチャ、モジュールの組み立てとパッケージングに関する専門知識を備えている。 Lionixは、通信(PON、光ファイバ通信)、LiDAR、および分子分析市場で 革新するOEM、高度な研究所、および産業用センサメーカーが使用するOバンドソリューションに対する需要の高まりに対応するために、強く求められているレーザを導入した。

Sivers Photonicsは、この統合レーザソリューションに効率的にパワーを供給するために、InP100製品プラットフォーム上で先進的な、カスタマイズされた光増幅器コンポーネントを開発し、この部品をLioniXプラットフォームに標準で供給する。同じくオランダに拠点を置くエンドユーザのChilas B.V.は、組み立てられたPICのテストサービスを提供し、多様なレーザポートフォリオの一部としてこの最新製品を世界中に提供する。

「LioniXおよびChilasとのパートナーシップは、Sivers Photonics RSOAゲインブロックが高精度レーザ光源に展開されていることをさらに実証している。これらの外部共振器レーザは、線幅が狭く、広い可変性のため、データ通信や光センシング市場を含む幅広い用途に理想的な光源となる」 とSivers PhotonicsのMD、Andy McKeeはコメントしている。

「LioniX InternationalとSiversの2つの技術プラットフォームは、互いに補完し合い、前例のない性能を持つ超狭線幅レーザを生み出している。Sivers、LioniX、エンドユーザのChilasのコラボレーションは、エコシステムが協力してこの波長領域で新しいアプリケーションを生み出す方法の好例である」と、LioniX International、CEO、Arne Leinseは話している。

「Chilasは、Siversのカスタマイズされた半導体製造能力を認めており、ハイブリッド統合に完全に適合している。これは、実証済みのOバンド波長可変レーザのような波長アジャイルレーザ光源の開発に大いに役立つ。Chilasは、SiversとLioniX Internationalの共同の取り組みを積極的に支援しており、チューナブルOバンドレーザを製品化することを楽しみにしている」と、Chilas B.V.のCTO、Dimitri Geskusは話している。
(詳細は、https://www.sivers-semiconductors.com)