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Q-Pixel、世界最小(1µm径)フルカラーピクセルを発表

December, 11, 2023, San Francisco--Q-Pixel Inc.は、世界最小のフルカラー画素(1µm)を発表し、10,000PPIのmicroLEDディスプレイを実現する。
米国のスタートアップ企業Q-Pixel Inc.は、フルカラー、超高解像度のmicro-LEDディスプレイのエンジニアリングにおける新たなブレークスルーを発表した。同社は、世界最小のフルカラー画素を開発し、史上初の10,000PPIフルカラーmicroLEDディスプレイ(2023年5月発表のQ-Pixel世界記録5000PPIフルカラーディスプレイを上回る)で実証した。10,000 PPI の解像度は、これまでモノクロの単色ディスプレイでのみ示されていた。しかし、Q-Pixelは初めて、独自のチューナブル多色発光ダイオード(TP-LED)を使用して、フルカラーで10,000PPIの解像度を達成することに成功した。TP-LEDは、1つのピクセル内で全範囲の可視光を放射できるため、micro-LEDディスプレイ技術を新たな限界に押し上げることを約束する実現技術である。TP-LEDを使用することで、Q-Pixelは、直径1µmという非常に小さな、完全色チューナブル単一ピクセルを製造する独自の機能を備えている。

MicroLED技術は、既存のOLEDおよびLCDディスプレイ技術に比べて、特に長寿命、優れた輝度、エネルギー効率など、いくつかの重要な利点を提供している。しかし、赤、緑、青(RGB)の単色LEDサブピクセルを使用してフルカラーmicro-LEDディスプレイを組み立てるという複雑でコストと労力のかかるプロセスは、高解像度ディスプレイと商業的に実行可能なディスプレイの両方にとって大きな障壁となっている。超高解像度のフルカラーディスプレイは、AR/VRデバイスで使用されるようなか眼前(ニアアイ)アプリケーションで特に求められている。世界最小のフルカラーピクセルと10000PPIのフルカラーディスプレイを披露するQ-Pixelの最新の成果は、RGB microLEDサブピクセルに対するTP-LEDピクセル技術の大きな利点を強調し、次世代の優れたディスプレイへの道をリードすることを約束する重要な技術的マイルストーンである。