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Dimension Inx、CMFlex合成骨移植片利用初の手術例発表

November, 1, 2023, Chicago--バイオマテリアルプラットフォーム企業Dimension Inxは、FDAの承認を受けた初の3Dプリント再生骨移植製品CMFlexが、最初の臨床症例での使用に成功した発表した。

最初の2例は、West River外科センタ所長、Dr Derek Steinbacherと、Carolinas Center for Oral & Facial SurgeryのBrian Farrell医師によって実施された。実施された手技には、下顎隅角形成術(下顎の手術)と上顎分節骨切り術(上顎の手術)が含まれていた。

「CMFlexは、優れたハンドリング特性を誇る、すぐに使える斬新な骨移植ソリューションを提供し、欠損部位に簡単に一致するように切断およびトリミングすることもできるため、優れた製品となっている」(Dr Derek Steinbacher)。

CMFlexは、口腔および顎顔面外科用途の様々な骨欠損に使用される3Dプリントされた合成骨移植片。CMFlexは、主にハイドロキシアパタイト粒子と生分解性ポリ乳酸共グリコリド(PLG)ポリマを組み合わせた化学的性質を利用している。どちらの材料も、生体適合性と臨床的有用性を実証する長い歴史がある。Dimension Inxは、これらの基材を組み合わせて、独自の微細構造多孔質複合材料である超弾性骨(Hyperelastic Bone)を開発し、2016年にScience Translational Medicine誌に初掲載した。このユニークで展開が容易な骨修復材料は、CMFlexに3Dプリントされる。その結果、外科医が患者ごとにサイズを調整でき、液体を吸収できる独自の機能を備えているため、手術中の出血を制御しながら、移植後の骨のリモデリングプロセスを支援する。

「これらの最初の事例は、新世代の生体材料を示すだけでなく、細胞の挙動を指示して組織や臓器の機能を回復させる生体材料を迅速に作成できる当社の技術プラットフォームのユニークな能力を浮き彫りにしている。斬新な生体材料設計と3Dプリンティングのアプローチを統合することで得られる治療薬の価値を実証できることを誇りに思う」と、Dimension Inxの共同創業者でCTO兼技術戦略責任者のDr Adam Jakusはコメントしている。

Dimension Inxの共同設立者であるCSO、R&D責任者、Dr Ramille Shahは、「このソリューションを外科コミュニティと共有できることを嬉しく思う。CMFlexは、生体の機能性を回復させるための独自のアプローチを表す製品であり、生物学、材料組成、微細構造、マクロアーキテクチャの間のダイナミックなコラボレーションである。優れたハンドリング特性と、欠損部位に合わせて移植片を切断および成形する能力を備えた、すぐに使用できるソリューションの重要性を認識している外科医からすでに関心が寄せられている。」

「CMFlexは、優れたハンドリング特性を誇る、すぐに使える斬新な骨移植ソリューションを提供し、欠損部位に合わせて切断やトリミングもできるという事実により、優れた製品となっている」(Dr Steinbacher)。

Dr Farrellも同様の発言をし、「この材料は輪郭を描きやすかったので、時間の経過とともにその性能を監視するために引き続き利用されることを期待している」と強調した。

CMFlexは、将来の歯科インプラント埋入のためのいくつかのソケット保存手術でも使用されている。「この製品の止血を促進する能力に感銘を受け、移植プロセスが簡素化された」と、DDS、口腔、顎顔面、歯科インプラント外科のRobert Bosackは話している。

(詳細は、https://www.dimensioninx.com/pr-cmflex)