Quantifi、新しいオシロスコーププラットフォーム発表

October, 13, 2023, Auckland--Quantifi Photonicsは、2024年に発売されるデジタルサンプリングオシロスコープのニューラインをECOCで紹介した。

Quantifi Photonicsの新しいオシロスコーププラットフォームは、費用対効果の高い性能を提供し、次世代インタコネクトメーカーが生産を大量生産に製造を拡大する重要なテストの障害を克服できるように設計されている。超低ジッタ性能と比類のない機器密度により、高精度測定を並行して実行、テストスループットを最適化し、量産アプリケーションでのテストコスト削減に最適である。

新しいDSO-1000シリーズは、100-800Gおよび1.6T Ethernet、新しいコパッケージオプティクスおよびインパッケージ光I/O、およびPCI ExpressやUSBなどのコンピュータインターフェイスのアプリケーションを対象としている。

オシロスコープはトランスミッタのテストに不可欠であり、アイ・ダイアグラムやTDECQなどの派生解析が主要な性能測定として信頼されている。従来、それらの高コストは、大量生産のテストと製造における重大なボトルネックであり、超高密度インタコネクト技術がR&Dラボから生産ラインに出始めるにつれて、課題が増えている。

これらの次世代の高速光インタコネクトと、斬新で高密度パックのコンピュートやスイッチASICは、ハイパースケールクラウドデータセンタと新しいHPCおよびAIアプリケーションの展開において重要な役割を果たす。これらのデバイスは数100チャネルとなることがあり、通信ネットワークで極めて重要な役割を果たしているため、徹底テストして初めて展開することになる。

DSO-1000シリーズは、大量生産のための高密度の並列テストを可能にし、次世代インタコネクト製造に使用される既存の組立およびアライメント装置に簡単に統合できる。

Quantifi PhotonicsのCEO、Dr. Andy Stevensは、「光および電気相互接続の大量生産テストと製造におけるミッシングリンクは、スケーラブルで正確なオシロスコーププラットフォームだった。このクラスの測定器は、厳しい要件を満たす必要があり、Quantifi PhotonicsはDSO-1000シリーズでこれを提供する最初の企業であると考えている。最終仕様についてはリードカスタマーと緊密に協力しており、2024年に追加機能を備えた最初のモデルをリリースする予定である。これらの製品は、オシロスコープの総所有コスト(TCO)を大幅に削減することにより、業界にとって真のゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている」とコメントしている。

Quantifi Photonicsのブロードバンド製品担当ディレクタDr. Klaus Engenhardtは、「テストは、業界で利用可能な魅力的な商用テストソリューションがほとんどない最新のインタコネクトデバイスの大量生産メーカーにとって、大きなコストと技術的障害となっている。当社は、堅牢で高性能なプラットフォームの開発に懸命に取り組んできた。これは、ECOCで発表した当社の新しいオシロスコーププラットフォームは、スループットとコストの比率を根本的に変える効率的なテストシステムを顧客が設計し、実装するのに役立つものである」とコメントしている。

Quantifi PhotonicsのDSOプラットフォームは開発中であり、最終的な性能仕様について主要顧客とともに詰めているところである。Q1 2024に追加製品を発表する予定である。