January, 18, 2023, 浜松--浜松ホトニクスは、市場からの要求に対応するため、波長2500nmまでの近赤外光を試料に照射し拡散反射光を高い効率で集光する「拡散反射光源 L16462-01」を開発した。
この製品により、近赤外光を利用するリアルタイム成分分析において、従来は光量が不足していた波長1700nmから2500nmまでの光の利用効率を高めることができる。この製品と浜松ホトニクスの小型、高感度のFTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)分光器を組み込んだ小型分析装置により、食品や薬剤、プラスチック製品の製造ラインにおける品質管理の工程を自動化することで、生産効率や品質管理の信頼性を高めることができると見込まれる。また、プラスチックの選別に応用することで、プラスチックリサイクルを促進し資源循環社会の実現に貢献できると期待される。
この製品は、国内外の食品や薬剤、プラスチック製品の製造装置メーカーなどに向け、2月1日(水)よりサンプル出荷開始の予定。また、同製品は1月31日(火)から2月2日(木)までの3日間、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される国際会議「SPIE Photonics West(フォトニクス ウエスト)2023」の併設展示会に出展する。
(詳細は、https://www.hamamatsu.com)