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アジレント、モジュール型リアルタイムPCRシステムを発表

October, 2, 2014, Tokyo--アジレント・テクノロジーは、リアルタイムPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)装置「AriaMx Real-Time PCRシステム」を発表した。
 業界で初めて、簡単に着脱交換可能なモジュール式蛍光検出器を採用している。また、直観的に使えるタッチスクリーン、正確な定量解析を行えるソフトウェア、システムの異常を早期に発見できる自己診断機能も備えており、高解像度融解曲線解析による遺伝子型決定、遺伝子発現解析、病原体検出をはじめとする、各種研究用途に適した製品となっている。
 アジレントの診断・ゲノミクス事業部 マーケティング担当シニアディレクタ、Alessandro Borsatti氏は「この装置は独自のモジュール式蛍光器検出による高いフレキシビリティが特長。モジュール交換はプリンタのインクカートリッジを交換するかのごとく、簡単に行うことができる。必要に応じて、蛍光検出器モジュールを最大6個まで装着することが可能」と説明している。
 モジュール方式の採用によりシステムのカスタマイズが容易であることから、様々なニーズに合わせた構成での提供が可能。また、将来、研究ニーズに変更が生じた場合でも、容易にシステムをアップグレードすることが可能。

主な特長
・モジュール式蛍光検出器による高いフレキシビリティ
・最大6chsのマルチプレックス解析が可能。高蛍光分解能で鮮明なデータを取得可能
・高速サイクルタイム、およびBrilliant IIIを始めとする超高速qPCR(定量PCR)用試薬により、ワークフローの高速化を実現
・業界で最も広範にわたる2モードの自己診断機能を搭載。所要時間1分程度の簡易試験モードでも、60項目以上の試験を実施。所要時間30分程度の完全試験モードでは、120項目以上の試験を実施。システム異常の早期発見が可能となることから、貴重な試料のロスを未然に防ぐとともに、装置のダウンタイムを短縮可能
・グローブ着用状態でも軽快に操作ができるタッチパネル、GUIによる直観的な操作が可能なソフトウェアを搭載。プレートセットアップ、結果表示、解析が容易
・アダプティブ・ベースライン補正機能、閾値線決定アルゴリズム、レファレンス色素(ROX)によるウェル間誤差の補正機能等による正確な定量解析
・HRM高解像度融解曲線解析機能
・高性能レポート作成機能