September, 21, 2022, Pittsburgh--Coherent Corpは、800Gおよびそれを超える光トランスポートシステム伝送で内蔵パフォーマンスモニタリング用に超高分解能テレメトリモジュール、光チャネルモニタ(UHR-OCM)を発表した。
通信サービスプロバイダは、インターネットトラフィックの飛躍的成長をサポートするために光ネットワーク容量を急速に拡大しつつある。これは、長距離伝送を維持しながら帯域を増やすことができる次世代通信装置需要の原動力となる。UHR-OCMモジュールは、800Gbpsおよびそれ以上のスーパーチャネル伝送の超高分解能スペクトルによりROADMsなどの次世代トランスポートシステムを提供する。800Gbps超スーパーチャネル伝送を超分解能でスペクトルスキャンする。スペクトルスキャンの微細分解能によりこれらの動的再構成可能システムは、リアルタイムでチューニングできる。これは、数100km~数1000kmの範囲で伝送距離を高信頼に維持するために必要とされるチューニング精度である。
「トランスポートシステムが必要とするテレメトリパフォーマンスは、テストおよび計測装置のそれに近い。われわれが1Tbpsスーパーチャネルの時代に近づいているからである。UHR-OCMモジュールは、当社WaveAnalyzer計測器のフォトニックエンジン設計を活用しており、スペクトル分解能は極めて微細であり、マルチキャリアスーパーチャネルに高密度に詰め込まれた個々のキャリアまでの分解能がある。しかし、モジュールは小型サイズであるので、最先端のROADMシステム、われわれが先頃発表したnode-on-a-bladeプラットフォームなどの内蔵テレメトリにとっての窮極のソリューションとなる」と同社ROADM事業ユニット、シニアVP、Dr. Richard Smartは、説明している。
UHR-OCMは、特許となっている独自のコヒレントレシーバとチューナブルレーザ技術を組み込んでいる。それは、1.25GHz光分解能帯域でCバンドとLバンドをスキャンできる。読み出し分解能は、312.5 MHz、周波数精度は1GHz以下。UHR-OCMは、偏光固有スペクトル成分を提供しており、OSNRを計測する。
(詳細は、https://ii-vi.com)