AOI、メタンセンシング用レーザを発表

September, 1, 2014, Sugar Land--アプライドオプトエレクトロニクス(Applied Optoelectronics, Inc)は、メタンガス(CH4)センシング用の新しいレーザを発売した。
この新しいレーザは、大気中の低濃度メタンガスの高精度計測に使うことができる。このような計測は、石油とガス、炭鉱の安全、化学製造、グリーンハウスガスモニタリング、パイプラインモニタリングなどの業界でますます重要になってきている。
このレーザの波長は1653.7nm。これはメタンガスの近赤外吸収スペクトラムのピークに対応するように調整されている。この吸収ピークにレーザ波長を最適チューニングすることにより、装置メーカーは、例え他の化学物質が存在していてもメタンガスの存在と濃度を選択的に高感度検出することができる。
内部温度の安定性と12mWまでの光出力を特徴とするこの新しいレーザは、高感度メタンディテクタを実現しようとしている装置メーカーには理想的なコンポーネントとなる。このレーザは標準的な光ファイバの伝送スペクトラムの範囲に入るので、レーザと関連のエレクトロニクスを計測環境から離して設置することができる。これにより安全性が向上し、環境に適合しない (例えば、高圧、高温環境) エレクトロニクスの動作が可能になる。
レーザは、すでに販売開始となっている。