January, 31, 2022, 東京--富⼠通オプティカルコンポーネンツ株式会社(FOC)は、データセンタ間の80km光ネットワークの省電力化を実現するQSFP28 ZR4光トランシーバの提供を開始した。
この製品により、データセンタ間の光ネットワークにおいて従来使用されていた光増幅器を用いずに、ルータ間の直接接続が可能となり、ネットワーク全体の設備費用の削減、及び省電力化の実現に貢献する。
製品の特徴
・高出力パワー対応、OTU4信号収容
80km伝送を可能とするために、光受信性能の向上をさせるだけでなく、光出力パワー(Tx Power[OMA])を+2.5dBmに高くした。さらに、消費電力を保ちつつ、高い光出力パワー+3.5dBm仕様を製品ラインナップに加え、より多くの光ネットワークへの対応を可能とした。
また、100Gイーサネット信号(伝送データレート 103.1Gbps)より高速な100G OTU4信号(111.8bps)でも仕様化し、ラインナップに加えることで、通信基幹網に用いられているOTN(Optical transport Network)規格のサービス提供を可能としている。
・外形、電気インターフェース、サポート機能の標準仕様準拠
40km伝送用の100G QSFP28 ER4と共通プラットフォーム設計であり、外形、ピン配列、サポート機能、電気インターフェースをSFF-8661,8679と40km伝送用のIEEE 100GBASE-ER4規格、ITU-T G.959.1 OTU4規格(4L1-9C1F)に準拠しており、ER4からZR4へ容易に置き換えることが可能。
(詳細は、https://www.fujitsu.com)