FOC、IEEE 100GBASE-ER4/ITU-T G.959.1対応100G CFP2 ER4

July, 14, 2014, Tokyo--富士通オプティカルコンポーネンツ(FOC)は、世界で初めて、IEEE100GBASE-ER4とITU-T G.959.1 40kmシングルモードファイバ(SMF)伝送規格に対応した、100G CFP2 ER4光トランシーバの製品化に成功し、2014年度第3四半期から販売を開始する予定と発表した。
　同製品を採用することで、100GbEインタフェースを持った、データセンタ間等を結ぶIPネットワークやメトロネットワーク向け装置の大容量化、小型化を実現できる。
　100GbEへ対応した光トランシーバについては、現在CFP MSAに準拠したCFPトランシーバが主流となっており、それに加えてCFPを小型、低消費電力化したCFP2トランシーバの製品化も始まっている。CFP2トランシーバは、現在100GGbEのLR4規格へ準拠したものは製品化されているが、技術的難しさからSMF 40km伝送に対応するIEEE 100GBASE-ER4規格、及びITU-T G.959.1 OTU4規格（4L1-9C1F）に完全準拠したCFP2トランシーバは製品化されていない。
　FOCは世界で初めて、IEEE 100GBASE-ER4規格とITU-T G.959.1 OTU4規格（4L1-9C1F）に完全準拠したCFP2トランシーバの製品化に成功。これにより、100GbEインタフェースを持った、データセンター間を結ぶIPネットワークやメトロネットワーク向け装置の大容量化、小型化を実現できる。

製品の特長
100GBASE-ER4規格とITU-T G.959.1 OTU4規格（4L1-9C1F）に完全準拠
　光受信部に半導体光増幅器（SOAを採用し、広い入力ダイナミックレンジにわたり安定した受信感度特性を実現することで、IEEE 100GBASE-ER4規格とITU-T G.959.1 OTU4規格（4L1-9C1F）に完全準拠した。これにより、既に市場に配備されているCFPトランシーバとの互換性と相互接続性を確保した。

低消費電力化の実現
　SOAを含め、TOSA，ROSA等の光デバイス最適制御により、9W以下（CFP2 MSA Class3準拠）の低消費電力化を実現。

高密度実装技術の開発
　数多くの光デバイスや制御回路部品を、CFPトランシーバ体積比、約37%の限られたスペースの中に高い信頼性を維持して実装する技術を開発した。

　また、FOCは100GBASE-LR4規格へ準拠した低消費電力CFP2 LR4光トランシーバ（8W以下）を同時に販売開始し、既に大量生産段階にあるCFP LR4、およびCFP ER4 光トランシーバと合わせて、市場の多様なニーズに対応する。