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TruLife Optics、AR機器用に画期的な新しい光コンポーネントを発表

July, 14, 2014, London--英国の新興企業が画期的な光コンポーネントを発表した。同社によると、このコンポーネントは、ウエアラブル拡張現実やヘッドアップディスプレイ機器の開発を一変させるものだという。
 ロンドンに本社を置くトゥルーライフオプティクス(TruLife Optics)は、同社の光部品が、拡張現実(AR)機器開発者全てが購入可能になったと発表した。同社は、既存のホログラフィック技術会社Colour Holographicからのスピンアウト。
 特許申請中の光部品には、2つのホログラムが搭載されており、拡張現実(Augmented Reality)デバイスの開発者にはいくつかのユニークなメリットを提供する。
 例えば、画像は視野の中心から3Dで、高精細、フルカラー、完全フォーカスで表示できる。重要な点は、画像が透明であることで、これによりどのような画像が映し出されても、情報は完全なオーバーレイとなる。光部品そのものは軽量であり、厚さは2㎜足らず、コンシューマおよび産業用途に量産は容易。
 現在、プロトタイプデバイスの開発者には1個あたり300ポンド(+VAT)で入手可能になっている。量産価格は、最終アプリケーションによって決まる。
 開発業界に提供される同社初の製品は、10㎝×3㎝、厚さ2.8㎜のガラス導波路で、その上に切手サイズのホログラムが2個搭載されている。光は最初のホログラムに入り、次に90°回転し内部の全反射により導波路長を進む。次に2番目のホログラムに当たって、さらに90°回転し、人の目に画像が投影される。
 こうして透明の重ね画像が、完全フォーカスでオプティクスの中心から投影される。
 この技術は、TruLife Opticsが世界的に知られたNational Physical Laboratory(NPL)と協力して開発した。