InfiniBand、TOP500で最多数のHPCインタコネクト技術に

July, 1, 2014, Leipzig--メラノクス(Mellnox Technologies, Ltd)は、スーパーコンピュータTOP500でInfiniBandが最も多く導入されているインタコネクトソリューションであると発表した。
　InfiniBandベースのスーパーコンピュータの数は前年比で8.3％増で222に達し、TOP500の44.4％を占めた。メラノクスInfiniBandは、唯一のペタスケール実証済みの標準インタコネクトソリューションで、リスト上のペタフロップ能力を持つシステム48のうち24を接続している。全体として、メラノクスFDR InfiniBand接続システムは、2013年6月から2014年6月までの間に1.9倍、127システムとなっており、ハイパフォーマンス、拡張性、効率性に対する要求が高まっていることを示している。
　メラノクスConnect-IBとConnectX-3 FDR 56Gb/s InfiniBandアダプタとSwitchX-2ベーススイッチシステムは、サーバとストレージのパフォーマンスを最適化し、拡張性、低遅延、パワー効率インタコネクトを世界中の最高速スーパーコンピュータに提供している。Mellanox FDR 56Gb/s InfiniBandソリューション内の先進的オフロードとアクセラレーションにより、TOP500リストでパフォーマンス効率が最も優れたシステムが可能になり、システム効率は記録的な99.8％となっている。

2014 TOP500リストInfiniBand利用の注目点
・FDR InfiniBandはTOP500で最速成長インタコネクト技術で、127システムが採用。システム数は、前年6月比で1.9倍。
・InfiniBandは、リスト上の世界で最も強力なペタフロップシステムの50％を接続。
・InfiniBandは、TOP100で最も多く使われており52％、TOP200でも52％、TOP300では51％、TOP400では46.5％を占める。
・InfiniBandシステムのパフォーマンスは、Ethernetシステムの2.2倍。
・TOP100では、InfiniBandはCrayベースシステム数の3.5倍、TOP500では6.7倍を接続している。