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POET、業界初のフリップチップDMLレーザを発表

December, 21, 2020, Toronto--POET Technologies Inc.は、同社の分布帰還(DFB)構造を利用した高速直接変調レーザ(DML)設計を完了しテストしたと発表した。また、これらのレーザを同社の光インタポーザプラットフォームへの「フリップチップ」も成功した。これは、複数の他の業界初の成果も組み込んでいる。

フリップチップアセンブリ技術により、真のシングルチップ完全集積光エンジンをウエハスケールで製造できるようになり、9mm×6mmのフォームファクタで最小コスト、最小サイズの100G CWDM4光エンジンが実現する。同時にこれは、4レーザバンク、4モニタフォトダイオード、4個の高速フォトディテクタ、DEMUXを含む。また、パワーモニタリングタップとセルフアラインファイバアタッチユニットをサポートする機能を含んでいる。

「フリップチップレーザができなければ、ウエハスケールで光エンジンを組み立てることはできない。これは、単一の最も重要なコスト作用因である。ウエハスケールプロセスにより低漸増コストで量産が可能になり、最終的に、従来のアプローチと比較して、フォトニックデバイスの構築コストを25~40%削減できる。このフリップチップアセンブリプロセス実証成功を受けて、POETは、ただちにこれらのレーザと他の能動デバイスを派生的光エンジン構成に組みこむことができる。これは、200G CWDM4、100G CWDM6、および 100G LR4などのデータ通信アプリケーション、5Gなどの通信アプリケーション、それ以外の小型サイズと低コストプラットフォームから恩恵を受けるアプリケーションをサポートする」とPOETチェアマン/CEO、Suresh Venkatesanはコメントしている。

DMLレーザは、100Gトランシーバアプリケーションで一般に使われている。POETの Optical Interposerの重要な最初のターゲット市場は、2~10km範囲で高速光通信を可能にすること。25Gb/sで動作するPOETの4個の多波長DMLレーザファミリは、フリップチッププロセスを利用してパッシブアライン、インタポーザプラットフォーム上の電気および光回路に結合される最初の商用25G DFBタイプDMLレーザとして知られており、適切な性能を維持している。100Gトランシーバの推定市場規模(TAM)が約25億ドルとすると、POETが最近設立した、JV会社、SuperPhotonics Xiamenは、2024-25のタイムフレームでこの単一市場セグメントで、1億ドルを上回る年間収益を達成できる。

サーキットボードに電子デバイス、MEMSと他のデバイスをフリップチップアセンブリすることは、半導体アーキテクチャで電気インタコネクト(2-D, 2.5-D 、3-Dとも言う)を達成するための先進的製造プロセスである。ウエハスケール加工を容易にするPOET Optical Interposerの平面アーキテクチャの利点を達成するには、レーザのフリップチップが重要な開発マイルストーンであった。POETは同時に、インタポーザにフリップチップされたDMLのRF性能を最適化し、低RIN(相対強度雑音)計測をアセンブリ前後で順守する。RF性能は、電気信号の品質とパワーに関連しており、RINはインタポーザにアセンブリされたレーザの安定性計測である。
(詳細は、https://poet-technologies.com/)