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Vector Photonics、半導体レーザ製法を変革

November, 10, 2020, Glasgow--スタートアップ、Vector Photonicsは、30年でレーザ設計と製造で最も重要なイノベーション、PCSELベース、半導体レーザを製造している。同社は、今年、グラスゴー大学からスピンアウトし、2012年から開発している独自の技術を商用化する。

Neil Martin およびEuan Livingstonで構成される、Vector Photonicsの商業チームは、全フォトニクスサプライチェーンの詳細を明らかにした。技術チームに含まれるのは、オールセミコンダクタの投資家、PCSEL (Photonic Crystal Surface Emitting Lasers)技術そのものと、Dr. Richard Taylor、Dr. David Childs およびProf. Richard Hogg。

同社CEO、Neil Martinは、「PCSELsは低コスト、ロバストであり、広い波長範囲とハイパワーが特徴。重要特性のこの組合せにより、今日利用されているほとんどのレーザ技術に対してPCSELsは大きな優位性を持つ。VCSELsは、ロバストであるが、波長範囲とパワーにに妥協しており、またEEL(端面発光レーザは、波長範囲は広いが、製造コストが高く、壊れやすい。
 PCSELsは、VCSELsと同様、上面から発光するので、PCBsや電子アセンブリに簡単にパッケージし、組みこむことができる。また、製造はEELsと同じ方法で行われるので、成長にともない既存サプライチェーン専門技術や能力を利用できる」とコメントしている。

Vector Photonicsの最初の目標は、ハイパースケールデータセンタアプリケーションであるが、PCSEL技術は、LiDAR、モバイルコンシューマ、バイオメトリックおよびセンシング市場にも重要な新機能をもたらす。
(詳細は、https://www.vectorphotonics.co.uk)