July, 6, 2020, 東京--Livox Technology Company(Livox)は、グローバル市場に既に量産開始した、自動運転向けの高性能LiDAR「Livox Tele-15」を発表し、販売を開始した。
Tele-15 検出距離のさらなる強化
Livox Tele-15は、長距離検出用に設計されており、耐久性のある高精度システムをコンパクトな形で提供する。 CESでのリリース以来、Livoxは製品のパフォーマンス向上とともに、製造プロセスの最適化に取り組んできた。現在、反射率が低いオブジェクトの検出範囲は、反射率が10%の対象物を320mに改善した。反射率が50%の対象物は500mまで検出可能。以前は、その距離で80%の反射率が必要だった。さらに、Tele-15はカスタムファームウェアのサポートより、検出範囲が最大1000mに拡大し、自動運転システムで重要な一環である事前障害物検知に時間を稼げる。
高い点群精度と密度
マルチラインレーザと非反復スキャンパターンの組み合わせにより、Tele-15はFOVの99.8%をわずか100msでカバーできるようになり、現在市場に販売されている128ラインメカニカルLiDARセンサよりも優れている。100msで99.8%のFOV範囲をカバーすることで、このセンサを搭載した車両は、より迅速に前方の状況を把握することができる。反射率の低い黒い車の場合、Tele-15は500mの距離で100msで14ポイントを検出でき、自動運転アルゴリズムの厳しい点群データの要求に応えている。
安定性と信頼性
Tele-15は、回転のない光学コンポーネントを備えた革新的なオプトエレクトロニクスシステム設計を採用しているため、信頼性が高く、耐用年数が長くなっている。このコンポーネントは、10年間の自動車規定の寿命要件を満たし、少なくとも40,000時間のMTTF(平均故障寿命)を持っている。全体的なパフォーマンスは、L3 / L4自動運転アプリケーションの要件を上回る。
販売価格及び購入方法
LivoxのTele-15センサは、1499ドル(小売価格)、正式オンラインストアを通して1200ドル(EXW価格)で販売している。
(148,000円/日本)
(詳細は、https://www.livoxtech.com/)