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Osram、初のインテリジェント3Dセンシングエミッタモジュール

June, 11, 2020, Regensburg--Osramのフォトニクスポートフォリオで、ToFアプリケーション用VCSELデバイスが、新たな製品カテゴリを確立した。

写真は、ソーシャルメディアの不可欠の部分である。完璧な写真を求めてますます多くのアプリが,画像を強化するためのフィルタ、編集機能を提供している。スマートフォンカメラのあらゆるイノベーションにもかかわらず、高度な、また高価格のレンズのプロ用カメラでしか達成できない効果が、まだ存在する。Osramの3Dセンシング用初のインテリジェントエミッタモジュールによりスマートフォンは、驚くほどの被写界深度を持つ高品質の画像やビデオを撮ることができる。ポートレートショットでは、人の顔は、焦点が合っているが、背景はぼやけている。画像コンテンツの最適化だけでなく、そのモジュールは、3D物体認識、拡張現実(AR)アプリにも利用できる。

スマートフォン、タブレットおよび他のモバイル機器は、ますます機能を増やしている。必要とされるコンポーネントは、一段と小さなスペースに収まる必要がある。メーカーの重要な仕事は、適切なエミッタ、フォトダイオードとVCSEL駆動チップ(ICs)を見つけ、それらをキャリブレートして最終的に、エンドデバイスにインストールすることである。ToFアプリケーション向けVCSELベースモジュールBidos PLPVDC 940_P_L01で、Osramは、メーカーにとってのこれらの作業の大部分を不要にする。

モジュールの特徴はブラックパッケージ、3-W赤外VCSEL、波長940 nm、最適光学系、VCSEL駆動用集積インテリジェントマイクロコントローラ、フォトダイオード。同時に、個々のコンポーネントのフットプリントは、3.6×5.46㎜である。Osram独自のVCSEL技術の優れた効率は、低消費電力を保証しており、したがってエネルギー管理だけでなく、最終デバイスへのコンポーネントの組込も容易にしている。高い光パワーは、7mまでの距離でToF技術による深さ情報取得を可能にしている。画像コンテンツの最適化だけでなく、顧客は深さ情報をスマートフォンの他の機能にも利用できる。これに含まれるのは、ゲームやインテリアデザインなどの3D物体認識や拡張現実アプリケーションである。

「当社の顧客は、最適コンポーネントの恩恵を受け、それぞれの最終デバイスに、最小限の組込作業で、われわれのモジュールをインストールできる。3Dセンシング向けの当社初のインテリジェントエミッタモジュールにより、スマートフォン写真で驚くような光学効果が可能になるだけでなく,未来のスマートフォン世代には幅広い範囲の3Dベースアプリケーションに扉を開く」とOsram Opto Semiconductorsセンシング製品マネージャ、Benedikt von Lindeinerは説明している。

Osramの開発者には,アイセーフも極めて重要である。したがって、モジュールには特別な安全機構が組み込まれている。フォトダイオードが、入射光の変化を記録すると、例えば落下後にオプティクスが損傷している場合、VCSELへの電源供給が遮断される。

(詳細は、https://www.osram.com/)