June, 4, 2020, Waterloo--Eksplaは、同社の高エネルギー可変波長レーザのアップデートを発表した。様々なオプションとモデルアップグレードによりこれら可変ナノ秒レーザは、一段と多用途になり、特殊なアプリケーションや/あるいは要件に調整可能になる。主なアップグレードは、2つの主要な一連の高エネルギーチューナブルレーザNT340とNT350に導入された。
2つの主要アップグレードが導入され、フラッグシップモデルNT340のチューニング範囲は広がる。MIRオプションは、チューニングレンジ2500~4400 nmが利用できることで研究者が中赤外域に踏み込む際に役立つ。カスタマイズオプションを利用すると、NT340のチューニング範囲は、18000まで拡張できる、分子のIR振動研究など、特殊アプリケーション向けである。
NT350シリーズチューナブルレーザの最大のニュースは、新規導入されたモデル、NT352E。高エネルギー、250 mJまでのパルスが供給され、光音響イメージングアプリケーションには、大いに役立つ。SH拡張を利用することで、全モデルでギャップのないチューニング範囲が330~2600nmに拡張可能。実験のコントロール強化、高価なオブティクスの保護には、光エネルギーメータをインストールできる。
最近発表された高速波長スイッチング(FWS)オプションが、NT350シリーズレーザで利用可能になる。このオプションをインストールしたレーザを利用するユーザは、ほぼ任意の数の望む波長(チューニング範囲内で)を予めプログラムして、任意の順序、ほぼ任意のステップで出力できる。光音響イメージングのようなアプリケーションでは、短い時間内に光を使って物質の音響反応の始動が必要とされており、この機能は特に魅力的である。
NT340またはNT350シリーズチューナブルレーザは、コンパクトな筐体に、ナノ秒光パラメトリック共振器(OPO)とNd:YAGスイッチレーザをシームレスに統合している。高い集積レベルは、実験室で貴重なスペースの節約になる。
究極の精度が重要なアプリケーションに取り組んでいる研究者にとっては、これらのレーザは、高品質スペクトル記録を可能にするチューニング分解能(1 – 2 cm⁻¹)を保証する。
システムは、簡単でコスト効果の高いメンテナンスとなるように設計されている。フラッシュランプの置換えは、レーザキャビティのミスアライメントなし、レーザパフォーマンスの劣化なしに実施できる。OPOポンプエネルギーモニタリングシステムは、光コンポーネントの寿命拡大に役立つ。
デバイスは、システムとともに供給されるLabVIEWドライバを使いリモートキーパッドまたはPCで制御される。多様な制御インタフェース: USB, RS232, LAN and WLANにより制御、他の装置との統合が容易になる。
再整理された一連のアッテネータモデルとファイババンドル結合オプションは、様々な実験環境へのNT340およびNT350システムの組み込みを容易にする。
(詳細は、https://ekspla.com)