March, 9, 2020, Saxonburg--II-VI Incorporatedは、400G CFP2-DCOを発表した。これは、高速光バックボーンネットワークやデータセンタインタコネクト(DCI)向けのプラガブル形状でハイパフォーマンス400 Gbpsコヒレント伝送をサポートする初のモジュールである。
光バックボーンネットワークやハイパースケールデータセンタ間における伝送容量要求急増が次世代伝送プラットフォーム需要を後押ししている。次世代伝送プラットフォームは、より経済的に拡張でき、、電力効率向上、より小さなフォームファクタである。II-VIの400G CFP2-DCOは、最新世代7nm CMOS DSP技術をベースにしており、最先端の消費電力小型プラガブルフォームファクタを達成している。これは、成長に応じて導入するモデルのラインサイドインタフェースである。各モジュールは、64 Gbaud 16QAM変調を利用する単一波長で400Gbpsデータ伝送が可能であり、75 GHzグリッドで64波長チャネルにチューニングして、1本のファイバで総伝送容量25.6 Tbpsを可能にする。
「この400Gコヒレントオブティクスモジュールは、当社の成熟した集積チューナブルトランシーバアセンブリ、ITTRA、コヒレントオブティクスプラットフォームを利用している。これは、過去1年にわたり出荷が続いている」とコヒレントオブティクスビジネスユニットVP、Matthias Bergerはコメントしている。さらに同氏は、「当社のITTRAは、われわれが、そのような製品で量産を達成する業界No.1となる主因である」と続けている。
長距離アプリケーションには、同モジュールは、64Gbaud QPSK変調を利用して200Gbps伝送をサポートする。これは、32Gbaud 16QAM変調を使う既存の200G CFP2-DCOモジュールよりも大幅に伝送距離を延ばすことができる。50GHzグリッドチャネルを必要とするネットワークには、OSNRパフォーマンス強化41Gbaud 16QAM変調200Gbpsモードが利用できる。同モジュールは、最大4つの100Gクライアント信号を多重でき、IEEE 100GbEとITU-T Optical Transport Network OTU4、OTUC(FlexO)ホストサイドインタフェース混合をサポートする。加えて、IEEE 200G Ethernet、400G Ethernet、ITU-T OTUC2、OTUC3、および OTUC4ホストサイドインタフェースもサポートされている。
400G CFP2-DCOは、サンプル出荷段階であり、市販は2020年暦年下半期の予定。