February, 5, 2020, San Jose--NeoPhotonics Corporationは、長距離自動車LiDARアプリケーション向けにハイパワーSOAsと狭線幅(NLW) DFBレーザのサンプル出荷を発表した。
ネオフォトニクスのSOAsとNLWレーザは、アイセイフ波長域で動作する。SOAs1550nm波長>24 dBm (>250mW) と1550nm NLW-DFBレーザにより自動車LiDARシステムは、200メート以上を「見る」ことかできるようになり、安全性が大幅に向上する。
現在の自動車用LiDARシステムは、高価なディスクリート光コンポーネントを使用し、反射光強度を直接検出し計測する、これが距離と感度を制約している。次世代LiDARシステムは「コヒレント」技術を使う。これは、ネオフォトニクスが通信ネットワーク向けに開発したものだが、反射光の位相を計測することで距離も感度も大幅に増加する。コヒレントLiDARシステムは、コストを下げ、量産を可能にするチップスケールで製造される。
チップスケール製造では、低い位相ノイズと強度ノイズの半導体レーザおよび高出力半導体光増幅器を備えたコヒレントPICsが必要。狭線幅と低位相ノイズレーザで、コヒレント検出で求められる正確な位相計測が可能になり、光増幅器が光信号パワーを増幅して長距離検出を可能にする。コヒレントPICレシーバと組み合わせることで、ハイパワーSOAとNLW-DFBレーザは、コヒレントトランシーバの量産を可能にする。
「コヒレント技術をベースにしたLiDARアーキテクチャは、ネオフォトニクスが通信とDCIアプリケーション向けに開発した量産、チップスケール技術の利点を利用している。レーザコンポーネントは、社内工場で製造され、当社の高性能、高信頼の先進的なハイブリッドフォトニック集積技術を利用する。これによりシステムインテグレータは、LiDARアプリケーション向けに、コヒレント技術と確立された製造サプライチェーンをすぐに利用できる」とネオフォトニクスチェアマン/CEO、Tim Jenksはコメントしている。
(詳細は、https://www.neophotonics.com)