August, 20, 2019, San Jose/Vancouver--TowerJazz、Cadence Design Systems、Inc. Lumerical Inc.は、完全な特注設計Siフォトニクス(SiPho)とシリコンゲルマニウム(SiGe)集積プロセス設計KIT(PDK)提供を発表した。
差別化したPDKは、Cadence VirtuosoカスタムICデザインプラットフォームをベースにしており、Cadence CurvyCoreエンジンおよびLumericalのフォトニック集積回路シミュレータINTERCONNECTの電気-光協調シミュレーション機能を利用して、自然な統合が得られる。完全な、フォトニクスに最適化されたソリューションによりSiPho設計者は、複雑なマルチファブリックシステム開発に向けて、単一のスリム化設計環境が得られ、同時に、400GB光トランシーバ実現に重要な電気-光インタフェース活用のためのシェアドIC設計環境で協働できる。
TowerJazzのアナログIC事業ユニットのジェネラルマネージャ、SVP、Marco Racanelliは、「Cadence と Lumericalとの今回の提携により、業界トップのSiPho技術を拡張し、電気SiGeと光SiPhoコンポーネントを単一のEDA環境で協調最適化する最初の大手ファウンドリになる」とコメントしている。「この新しい機能により、われわれ相互の顧客は、開発サイクルを短縮し、400Gと800Gブレイクスルー製品の発表を促進することができる」。
新しいTowerJazz PDKを利用する顧客は、今では自信をもって、非マンハッタン(non-Manhattan)形状フォトニクスデバイスを統合できる。これには、Cadence CurvyCore技術を利用する。この技術により、高性能形状生成と専用SKILL APIを持つ操作インフラストラクチャを利用し、Cadence Virtuosoデザイン環境内で、曲線のある形状を組織的に管理できる。新しいTowerJazz PDKを投与することで、以前に利用可能だったLumerical Compact Model Library (CML)を包含して、業界最先端のツールを利用する協調シミュレーションを組み込んだ、実績ある、完全ソリューションが可能になる。
「TowerJazzとCadenceの顧客は、Virtuosoデザイン環境内で、高性能形状生成技術の利用を開始でき、完全なマルチチップフォトニックシステムの開発をさらに進めることができる」とCadenceのR&D担当VP、Glen Clarkは話している。「TowerJazz、LumericalとCadenceは、協調の長い歴史があり、これによりわれわれ相互の顧客は、高品質製品の早期投入で成功を収めることが可能である」。
「フォトニクス商用化の試金石は、世界第一級の企業による協調体制進展である」とLumericalのCTO、James Pondは言う。「当社とCadenceおよびTowerJazzとの協調により、フォトニック集積回路設計者は、電気-光と光コンポーネントを、慣れ親しんだ一流のツールを使って協調シミュレートすることができる。また、そのような設計を、最も信頼しているファウンドリ、TowerJazzで製造できる」と話している。
(詳細は、https://towerjazz.com/)