April, 28, 2014, Bothell--ロッキードマーチン(Lockheed Martin)は2500万ドルで米国陸軍と契約し、60kW電気駆動レーザを設計、製作、テストする。
同レーザは、トラックに搭載する兵器システム実証機に組み込まれテストされる。このレーザ兵器は、ロケット、大砲、迫撃砲、無人機の脅威に反撃する戦闘員の能力を大幅に高めることができるように設計されている。米国陸軍宇宙ミサイル防衛コマンド技術センタが管理する契約にしたがい、ロッキードマーチンが提供するレーザは、高エネルギーレーザ移動式実証機(HEL MD)に搭載される。この耐久性を高めたレーザは、陸軍との現在のRELI(Robust Electric Laser Initiative)契約の成果に立脚している。
ロッキードマーチンのミッションシステム&トレーニング事業向け先端製品ソリューション担当VPの、Paula Hartley氏は、「当社のソリューションは、競合と比べて遙かに小型、軽量、電気効率が優れており、陸軍および他の軍関連の顧客にとって大きな価値を提供するものである」とコメントしている。
同社の電気駆動レーザシステムは、コンパクトで耐久性の高い多数のファイバレーザモジュールを実装して、優れたビーム品質、高い電気効率で高出力ビームを生成する。独自のスペクトラルビーム結合プロセスを用いて多数のファイバレーザを1つのビームに統合する。これによって、60kWを達成しながら、個別ファイバレーザのビーム品質を維持している。