April, 12, 2019, Waltham--Excelitas Technologies Corp.は、画期的な特注フォトニックソリューションを提供するグローバル技術リーダー。同社は、NASAのOSIRIS-REx宇宙探査機に技術を供給している。
OSIRIS-RExは、地球に近い小惑星、Bennu表面のマッピングに使用された。4月5日、NASAは、Bennuの3D光景を発表した。これは、OSIRIS-RExレーザ高度計(OLA)によって探査機で撮られたものである。2月、OLAは、OSIRIS-RExとBennu表面間の距離で1100万を超える計測を行った。探査機は、その表面上、これまでに探査機が達成した最接近軌道、1.2マイル(2km)以下を飛行した。
Excelitasのアバランシュフォトダイオード(APD)は、OSIRIS-RExのレーザ高度計が小惑星の全表面をスキャンしマッピングを可能にする主要ディテクタであり、かつてないほど高解像度のトポグラフィカル情報を提供する。結果として得られたBennuの3Dトポグラフィカルマップは、かつてないほどに詳細に小惑星を捉えており、小惑星の形状とトポグラフィの研究に役立つ前例のない基礎データを提供する。また、ミッションチームは、サンプル採取のための可能性のある場所を選定することができる。
16ヶ月の広範囲表面マッピングの後、サンプル採取サイトが選定されると、探査機はロボットアームを伸ばし(着陸しない)、少なくとも2.1オンスのサンプルを収集し、2023年に研究のために地球に持ち帰る。NASAによると、このミッションは「惑星の形成の仕方、生命がどのように始まったかなど科学者の研究に役立つ。また、地球に影響を及ぼす小惑星に対するわれわれの理解向上にも役立つ」。
OLAに使用されているExcelitas APDは、C30954EH、0.8㎜アクティブ径シリコンフォトダイオード。特徴は、YAG波長(1064nm)で高量子効率、高速応答時間、広い動作温度範囲。この標準製品は、深宇宙プローブの広範囲に及ぶ要件での品質認定に成功している。
(詳細は、http://www.excelitas.com)