January, 29, 2019, Chandler/Maynard--光ネットワークは、ハイパースケールアーキテクチャをサポートするために100Gから600Gまで拡張するフレキシブル伝送レートに移行しつつあり、新しいフレキシブルマルチレート光伝送デバイスとソフトウエアが必要になっている。
Microsemi Corporationの子会社Microchip Technology IncとAcacia Communications, Incは、MicrochipのDIGI-G5 OTNプロセッサとAcaciaのAC1200コヒレントモジュールの実証済み相互接続性により、この重要な移行をサポートする。両社提携の目的は、確立されたエコシステムで業界初のフレキシブルレーサシステムを可能にすること。これは、200G、400G、600Gへ、また新しいFlexible Ethernet (FlexE) および OTUCnで構築されるOTNネットワークへの市場の移行をサポートするものである。
100Gからフレキシブル伝送システムアーキテクチャへの市場の移行実現を促進することで、サービスプロバイダは、OIF FlexEプロトコルにより一段と高速かつ低コストで高帯域Ethernet接続を導入することができる。FlexEは、従来のEthernetリンクアグリゲーション(LAG)と比較してより少ない制約で、最大30%の高帯域化を提供できるように設計されている。OTUCnと可変フラクショナルDWDM伝送の組合せによりサービスプロバイダはOTNネットワーク用量を最大70%改善することができる。
FlexEとOTUCnプロトコルをサポートする初のOTNプロセッサとして、MicrochipのDIGI-G5は、パケットオプティカル伝送プラットフォームに、フレキシブルレート光インタフェースを備えた新しいテラビットスケールラインカード実現に必要なシリコンとソフトウエアを供給する。DIGI-G5とAC1200を組み合わせことで次世代アーキテクチャは、最大帯域にレイト調整できる100G+接続を必要とするメトロやデータセンタインタコネクト(DCI)ネットワークの伸び続ける市場要求サポートに貢献する。
「DIGI-G5により、われわれの光トランスポートシステムパートナーは、ポートあたり50%少ないパワーでテラビットクラスOTNスイッチングラインカードを提供できる。併せて、600Gまでのフレキシブルレートおよびプロトコルが可能になっている」とMicrochipのコミュニケーション事業ユニットVP、Babak Samimiは話している。
DIGI-G5はクライアントトラフィックを処理してOTNにするが、ラインカードのAcacia Picoデジタルシグナルプロセッサ(DSP) ASICを備えた1.2T AC1200は、2つの600GチューナブルDWDM波長OTN接続を可能にする。これは、フレキシブル3Dシェーピング機能を有している。これらの特徴は、フラクショナルQAMおよび適応型ボーレートを含んでおり、伝送距離と容量を最適化し、電力効率よく、幅広いネットワーク構成で理論限界に近づく。
「大容量と密度に加えて、当社のAC1200モジュールは、いくつかの特徴を備えており、ネットワークオペレータが、容量、距離、スペクトル効率を最適化できるように設計されている。また、600Gまでのフレキシブルな伝送ソリューションを可能にしている」とAcaciaのCTO、Benny Mikkelsenはコメントしている。
(詳細は、http://ir.acacia-inc.com/)