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TOPTICA、最先端のテラヘルツイメージングプラットフォームを発表

January, 31, 2018, Graefelfing--非破壊検査アプリケーションにおける需要の高まりに対応してドイツ・トプティカ社(TOPTICA)はテラヘルツ製品のポートフォリオをさらに拡充した。
 サンフランシスコで開催されているPhotonics Westにおいて同社は既に豊富な出荷実績を誇る時間領域分光プラットフォーム「TeraFlash」のための新しいテラヘルツイメージング拡張システムを発表する。TeraFlashの持つ優れたスペクトル帯域幅特性(0.1-5 THz)により、研究者ユーザーはイメージングと分光法の組み合わせで得られる全潜在能力を活用することができる。
 イメージング拡張システムは2つの精密リニアステージを使用してテラヘルツビームの焦点を通してサンプルをスキャンする。ステージの並進運動はTeraFlash内部の遅延ステージと同期して測定スピードが大幅に高速化するので、システムは最大16ピクセル/秒で完全な波形を取得できる。位置決め精度は15×15cmの視野にわたって200µmよりも優れている。
 イメージング拡張システムは、フラウンホーファ・ハインリッヒ・ヘルツ・インスティテュート(HHI)の専門家と共同開発されたもので、2つのバージョンが用意されている。ユーザー自身の光学部品を使用したい研究者向けの「ベーシック」セットアップと、ビーム成形と焦点調整のための放物面鏡を含む「完全バージョン」セットアップから選択することが可能。
 「完全バージョン」のイメージング拡張システムは優れた柔軟性を提供する:アライメント用ピンを使用することによりユーザーは光学部品を透過光学系から反射光学系に、またその逆にすばやく再設定することが可能。
 どちらのバージョンも、振幅強度、位相、膜厚などのパラメータを比較選択できる強力なソフトウェアパッケージを備えている。さらにユーザは、時間領域および周波数領域の両方で生データをフィルタリングし、サンプルの任意の断面に沿って振幅および高さのプロファイルを生成することができる。
 テラヘルツイメージングはポリマ構造における表面下の亀裂、空隙および層間剥離を可視化することが可能。植物の葉における水分コントラストのイメージングは灌漑戦略を最適化し干ばつのリスクを回避するのに役立つ。また紙封筒では、テラヘルツのスクリーニングは隠蔽された物体の存在を明らかにし、分光学的手法によって問題の材料を識別することが可能。
 イメージング拡張システムは最先端の時間領域および周波数領域のソリューションを含むTOPTICAの幅広いテラヘルツ製品ポートフォリオの最新製品である。
(詳細は、www.toptica.com)