November, 7, 2017, 刈谷市--デンソーは、運転に必要な情報をフロントガラス越しに表示し、ドライバーに伝えるHMI(Human Machine Interface)製品として、新型のTFT液晶ヘッドアップディスプレイ(HUD)を開発した。自動車用としては世界最大となる約24インチの表示サイズで、2017年11月に発売される予定のレクサス新型「LS」に搭載される。
今回開発したHUDは、ドライバーから見て、約3メートル前方に24インチの大画面を投影させることができ、ドライバーは運転中に視線を大きく移動させることなく、直感的に必要な情報を得ることができる。車速や道路の制限速度といった基本的な情報に加え、車両周辺センサやカーナビゲーションと連携することで、車両前方の歩行者をドライバーに知らせるための表示や、進行方向を矢印で表示する「レーンガイダンス」が可能となり、安全と利便に貢献している。
さらに、ドライバーの運転を妨げないよう、各種表示の位置、色調などに配慮しているほか、高輝度表示の採用により日中でも高い視認性を確保した。
HUDは、ドライバーの視線移動が少なくて済むため、安全に貢献できる技術として期待されており、今後さらなる普及が見込まれている。デンソーは1991年以来、HUDを生産している。
(詳細は、www.denso.com)