August, 1, 2017, Blue Ash--Simplify3Dは、3DプリンティングソフトウエアVersion 4.0を発表した。
ソフトウエアの新しい特徴は、プリンティングプロセスに対する制御性を高め、3Dプリンターの新機能解放に寄与することである、と発表されている。
経験のあるユーザーは、プリント品質の改善はプリンティングプロセス中に使用される設定最適化の成果であることを理解している。最高の結果を実現するには、モデルの種々のセクションに多様な設定が必要になる。Version 4.0は、利用しているモデルの各セクションの最適化を容易にするVariable Settings Wizardを搭載している。
Simplify3Dは、モデルのさまざまなセクションに対してユーザーが望む、文字通りどんな設定でも変更できる独自の機能を持っている。これにより、工程の至る所でモデルの機械的特性の変更など新たな可能性を解放する。1つのセクションに力つまりウエイトを加えることができ、他方で別のセクションが軽量になるように最適化する、あるいは製造時間を速めることができる。たとえばチェスピースのプリントでは、異なる部分のプリント品質を改善するための特性を変え、重心を低くし、同時に全般的なプリント時間を22%改善する。
ほとんどのFFF/FDM 3Dプリンターの固定ノズルサイズのために、モデルの小さく、繊細な、テーパーリングエリアのプリンティングが難しくなることはよく知られている。ガイドラインでは、全ての箇所で少なくとも1㎜幅になるモデルを作製するように推奨しているが、Version 4.0では、このような機能を大きく改善する新技術が導入されている。ソフトウエアの新機能は、ノズルから押し出されるプラスチックの量を劇的に調整し、プリントしようとしている形状にしたがって、より小さな押出し、より大きな押出しができる。これによりプリンターは、これまで可能であったよりも小さな、より正確な形状をプリントすることができる。同じ技術がモデル内部にも適用され、重要なコンポーネントの強度を改善するために内壁が適切に密封される。
もっと複雑なモデルでは、3Dプリンティングの成功は、基本要素の影響を受けることが多い。これらは、サポート、ラフト、プリムなど、作製中にプリントを安定化する要素である。Version 4.0は、このような基本的要素の改善を含んでいる。
(詳細は、www.simplify3d.com)