March, 25, 2014, San Diego--デイライトソリューションズ(Daylight Solutions, Inc)は、世界初の商用レーザベース赤外顕微鏡プラットフォームSperoを販売すると発表した。
同社によると、Speroは画期的な化学イメージングとリアルタイムベースの解析で研究分野に新たな世界を開く。Speroは同社実証済みの広帯域可変量子カスケードレーザ(QCL)技術を実装し、特に生物医学と材料研究試料向けに設計されており、比類のない可視性を特徴としている。また、「ライブモード」で瞬時に結果を見ることができる。
高輝度、広帯域チューナブル中赤外レーザ光源をシームレスに搭載したSperoは、超広視野で比類のない画像分解能を提供する。この独自の組み合わせにより、研究者は高スループットアプリケーションにも極めて迅速に、広い範囲をカバーしながらミクロンスケールの特徴を観察することができる。この測定システムは、機能豊富な中赤外領域で動作し、複雑で不均一な試料の分子や化学組成を正確に識別するための忠実度の高いスペクトラルデータを提供する。現在のFTIRベースの装置と異なり、フルスペクトラム高分解能ハイパースペクトラルデータキューブをわずか数分、画期的な「ライブモード」で収集できるので、ユーザは個別の周波数で試料を照射し観察できる。これにより、個々の特徴がリアルタイムでイメージングできる。これらの機能全てがコンパクトなデスクトップフォームファクタに納められており、液体窒素冷却は不要となっている。